園部 勝(そのべ まさる、1934年3月23日 - )は、日本のスキー指導者。群馬県出身。

略歴 編集

1934年、群馬県水上町出身。幼少から園部ヒュッテ前インターハイ発祥の地大穴スキー場でスキーを学ぶ。トレーニングは、主に自然の中で行いスキージャンプ、クロスカントリースキーをもこなす。そして、国内と海外レースで活躍。オリンピック候補となるが若手優先の理由で候補を外れる。その後、引退。

プロ団体「日本職業スキー教師連盟 日本職業スキー教師連盟」(SIA)を有志と発足。現在は、全日本スキー連盟(SAJ)でスキースクール代表を務める。また、苗場レーシング会員を募り数多くのレーサーを育てている。その中でワールドカップ、アルペンスキー世界選手権出場の清沢恵美子は、園部が言う「長い距離を滑らないと強くなれない」を忠実に守り都会スキーヤーにもかかわらず週末の休みには山に上がり苗場スキー場のノンストップを毎日行う。そして、優秀な選手になっている。

園部いわく「コーチ、インストラクターは、生徒に滑りを見せる必要がある」と自ら60歳過ぎまで乗鞍岳大雪渓でゲートでの前走をこなす。常に強いレーサーを育てることへの情熱は、冷めない。

主なスキー戦績 編集

  • 1952年 第1回全国高等学校スキー大会(インターハイ)スラローム 優勝
  • 1952年 国民体育大会スキー少年の部 ジャイアントスラローム 優勝
  • 1956年 国民体育大会スキー青年の部 ジャイアントスラローム 優勝
  • 1956年 全日本学生スキー大会(インターカレッジ)スラローム 優勝
  • 1956年 全日本学生スキー大会(インターカレッジ)ダウンヒル 優勝
  • 1956年 全日本スキー選手権大会 スラローム 優勝
  • 1957年 国民体育大会スキー成年の部 ジャイアントスラローム 準優勝
  • 1957年 全日本学生スキー大会(インターカレッジ)スラローム 優勝
  • 1957年 全日本スキー選手権大会 ジャイアントスラローム 優勝
  • 1958年 全日本スキー選手権大会 ジャイアントスラローム 優勝
  • 1958年 全日本スキー選手権大会 ダウンヒル 優勝
  • 1958年 オーストリア・バドガシュタイン世界選手権大会に猪谷千春とともに出場 総合13位 スラローム21位
  • 1958年 スイス国際競技会 3位
  • 1958年 ドイツ・ガルミッシュ国際競技会 スラローム 5位

主な書籍 編集

  • やさしい スキースクール/基本の滑り方とうまくなるコツ:著 園部勝 撮影・高橋渡 / 出版社 永岡書店
  • すぐに滑れる園部勝のスキー教本:著 園部勝 / 出版社 有紀書房
  • 上級スキーへの道:著 園部勝 井上恵三 / 出版社 冬樹社
  • ヴェーデルン(1965年):著 園部勝 井上恵三 / 出版社 冬樹社

脚注 編集

外部リンク 編集