堺屋九郎兵衛

江戸時代の江戸の地本問屋

堺屋 九郎兵衛(さかいや くろべえ、生没年不詳)とは江戸時代江戸地本問屋

来歴 編集

宝暦から天明年間[1]にかけて江戸の本石町4丁目、後に田所町において地本問屋を営業している。紅摺絵を多く版行しており、鳥居清満鳥居清広鈴木春信の紅摺絵のほか、鳥居清長勝川春常勝川春好錦絵を出版している。

作品 編集

  • 鳥居清広 「中村喜代三郎の小むつ」 細判 紅摺絵 宝暦4年(1754年)
  • 鳥居清広 「深川娘三幅対」 横大判3枚続 宝暦中期
  • 鳥居清満 「葛の葉」 細判 紅摺絵 宝暦 日本浮世絵博物館所蔵
  • 鈴木春信 「花売り」 大判 紅摺絵 宝暦後期
  • 鳥居清長 「三世坂東彦三郎の吉三郎」 細判 錦絵 安永8年(1779年)
  • 勝川春常 「三世市川八百蔵のやつこ友蔵」 細判 錦絵 天明
  • 勝川春好 「新狂言役者画板」 大判 錦絵 天明末ころ

脚注 編集

  1. ^ 『浮世絵の基礎知識』は宝暦・文化年間。とする。

参考文献 編集