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多重露光で撮られた写真の例(カールハインツ・シュトックハウゼン

多重露光(たじゅうろこう)とは、写真撮影における技術の一つで、1コマの中に複数の画像を重ね写し込むこと。多重露出二重写しともいう。フィルムカメラでは、何らかの事情でコマ送りができずに意図せずしてそうなる場合がある。プリントの段階で同じ印画紙上に2つ以上のネガから焼付けする方法もある。また、フォトショップなど画像処理ソフトウェアなどでも同様の効果を得ることができる。

概要編集

フィルムカメラの場合はコマ送りをせずに複数回露光することで実現できる。初期のフィルムカメラの一部を除き、通常はシャッターを1度押すとコマ送りを行わない限りシャッターがロックされるため、多重露光を行うためには独自の方法やカメラに「多重露光機能」が付属している必要があった。デジタルカメラの場合は、多機能型の高級機種では多重露出機能が付属する場合が多く、多くは2-10露光程度の多重露光が可能である[1][2][3]。個別に撮影したRAW形式の画像を複数枚再生時に合成し、別の画像として保存する機能が付加された機種もある[4]

多重露光を行う場合は、重ねる画像の枚数に応じ、1枚当たりの画像の露出のマイナス補正を行わねばならない。目安としては「2枚:-1EV」「3枚:-1.5EV」「4枚:-2EV」、すなわち「1÷露光回数」をマイナス補正する。これをカメラが自動的に最適な露出になるように露光回数に合わせて自動的にゲイン(出力)を補正する機能が付加された機種もあり、「加重平均」という名称で呼ばれる[1][2][3]

関連項目編集

  • 心霊写真 - 一時期、心霊写真といわれたものの中には、多重露光を使用したケースが多かった。

脚注編集