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大学倒産時代(だいがくとうさんじだい)とは、日本国内において経営に行き詰まり多くの大学倒産する事態を表す俗語である。

目次

総説編集

大学倒産時代が発生する主な原因は少子化[1][2]が挙げられており、長引く不況も影響しているとされる。進学希望者はあまり増えないのに対して大学側の学生募集人数は増え続けており、大学とその学生募集定員数は過剰気味となっている。入学希望者の少ない大学では「大学全入時代」と呼ばれるAO入試のような甘い入学試験によって新入学生の確保に務めているが、定員枠に対して半数程しか満たせない大学のように授業料と国からの補助金という収入が計画より大きく減ってしまって、学校法人の経営継続が困難になるところが多数現われている。短期大学では前世紀から学生が集まらずに倒産しているという例は少なくなかったものの(廃止された日本の短期大学一覧)、2009年には短期大学に加えて数多くの4年制大学まで募集停止を発表している[3]。なお、現時点では前述のように募集停止をしたもの、民事再生法適用して生まれ変わった大学はあるものの、 完成年度を迎えている正規の四年制大学が完全に閉鎖した事例はない。

21世紀に入ってから10年間の大学数の変化を見ると、2000年には合計649校(国立99校、公立72校、私立478校 私立の割合73.7%)だったのが、2010年には大学合計778校(国立86校、公立95校、私立597校 私立の割合76.7%)になっている。学部入学者数も2000年の599,655人から2010年には619,119人と少し増えているが[4]、校数20%増に対して人数3.2%増であり大学1校当たりの入学者数は全体としては必然的に減ることになる。こういった数値からは少子化という形で学生側の需要がそれほど増えないのに対して、新たな大学が多数(私立で119校)作られていたことが判る。これらの多くは短期大学や専門学校が改組されて四年制大学化したものである。

出典・脚注編集

  1. ^ 18歳人口は1992年の205万人をピークに減少の一途をたどり、2012年には約119万人となる見込みである。(外国人留学生を除く)
  2. ^ (日本の)18歳人口および高等教育機関への入学者数・進学率等の推移 (PDF)
  3. ^ [1]
  4. ^ Ⅱ 調査結果の概要 (PDF) - 文部科学省学校基本調査-平成22年度(確定値) 結果の概要

関連項目編集

外部リンク編集