天使の涙』(原題:堕落天使、英題:Fallen Angels)は、1995年香港映画

天使の涙
タイトル表記
繁体字 墮落天使
簡体字 堕落天使
拼音 Duòluò Tiānshǐ
粤語拼音 Do6 lok6 Tin1 si3
英題 Fallen Angels
各種情報
監督 ウォン・カーウァイ
脚本 ウォン・カーウァイ
製作 ジェフ・ラウ
製作総指揮 ウォン・カーウァイ
出演者 レオン・ライ
ミシェール・リー
金城武
チャーリー・ヤン
カレン・モク
音楽 フランキー・チャン
ロエル・A・ガルシア
撮影 クリストファー・ドイル
編集 ウィリアム・チョン
ウォン・ミンラム
配給 プレノンアッシュ
公開 香港の旗 1995年9月6日
日本の旗 1996年6月29日
上映時間 99分
製作国 香港の旗 イギリス領香港
言語 広東語
テンプレートを表示

概要

編集

もともとは『恋する惑星』の一部として考えられたストーリーであったが、独立した作品として製作された。主な舞台は、九龍觀塘尖沙咀などである。

1996年に日本初公開。2022年にはアンプラグド社の配給により4Kレストア版が「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」で上映。

ストーリー

編集

そろそろ足を洗いたい殺し屋とそのパートナーである美貌のエージェント。仕事に私情を持ち込まないのが彼らの流儀で、二人は顔を合わせたことがなく、エージェントが計画を立て、殺し屋がそれに従って実行しているが、殺し屋は限界を感じている。 エージェントが根城とする重慶マンションの息子モウは5歳の時、期限切れのパイン缶を食べ過ぎて以来、口がきけなくなった。定職に就けない彼は、夜になると閉店後の店を開けて勝手に様々な商売をしている。 ある日、モウは失恋したばかりの娘に出会って恋をするが、彼女は振られた相手が忘れられず彼を相手にしてくれない。一方、殺し屋はちょっとキレてる金髪の女と出会い、互いの温もりを求めて一夜を共にする。 モウは日本料理の居酒屋で働き始め、店主斉藤さんが日本の家族にビデオレターを送っているのを真似てビデオ撮影にハマり、身近にいる父の楽しそうな姿を撮るようになる。 一方、殺し屋と別れた金髪女は、地下道でエージェントとすれ違いざま、互いに相手の香水から殺し屋との関係を嗅ぎ当て、エージェントと殺し屋を引き合わせることにする。殺し屋は引き際を考えていたが、エージェントから最後の仕事を依頼され、彼はそれを情け心で受ける。ところが殺し屋はその仕事で初めて失敗をして、銃弾を浴びて意識が薄らいでいくのだった。 その後、モウは父親を亡くし、残されたビデオを観ながら父親を偲ぶ。再び元の商売に戻って、バーガーショップで営業をしている時、CA姿の失恋娘に再会するが、彼女は全く覚えていない風だった。 街の飲食店でモウとエージェントが出会う。モウは店の客と喧嘩になって傷だらけにされ、パートナーを失ったエージェントは不味そうに麺を食べていて、彼女から家まで送ってと頼まれたモウはバイクに乗せる。その道すがら、彼女は久しぶりに人の温もりを感じ、その温かさは永遠と彼女は思った。

キャスト

編集

スタッフ

編集
  • 美術・衣装:ウィリアム・チョン
  • 編集:ウォン・ミンラム
  • 録音:レオン・タッ
  • 音楽:フランキー・チャン

挿入曲

編集

脚注

編集

外部リンク

編集