太初(たいしょ)は、中国前漢武帝の治世に使われた元号紀元前104年 - 紀元前101年。元年夏5月に太初暦への改暦が行われ、元封7年を太初元年とした。

太初暦では、それまでの顓頊暦の10月歳首を正月歳首に改めたので、太初元年は前年の10月から12月までの15月間存在することになった。また、それに干支十干十二支)をあてはめた。

出来事

編集

干支について

編集

太初元年については以下の4種がある[1]

  1. 丙子:『漢書』による。
  2. 甲寅:『史記』に「甲寅」とあることから。
  3. 丁丑:紀元前67年から単純に60年サイクルの逆算。
  4. 戊寅:『史記』に「寅」とあることから。

西暦との対照表

編集
太初 元年 2年 3年 4年
西暦 前104年 前103年 前102年 前101年
干支 諸説あり 戊寅 己卯 庚辰
  1. ^ 干支(えと)はいつ頃から使われているのでしょう?(かなり専門的)

関連項目

編集
  • 他王朝の太初(曖昧さ回避)


前の元号
元封
中国の元号
前漢
次の元号
天漢