奈良 利輝(なら としてる、1579年天正7年)- 1629年寛永6年))は、江戸時代前期に活躍した装剣金工家である。通称は小左衛門。号は周防。

経歴・人物 編集

江戸神田に生まれ、漆工業を営んだ。晩年の1624年寛永元年)頃に江戸幕府の招聘により、金工家に転じた。多くの装剣を制作したとされているが、その殆どが自身が制作したかは不明である。

なお、利輝は装剣金工の一派であり、後の奈良利寿が属した奈良派の創始者とされているが、実子の奈良利宗が一説に創始者ともされている。

出典 編集