女帝 小池百合子』(じょてい こいけゆりこ)は、2020年5月29日文藝春秋から出版された石井妙子ノンフィクション[1][2]

女帝 小池百合子
著者 石井妙子
発行日 2020年5月29日[1]
発行元 文藝春秋
ジャンル ノンフィクション
日本の旗 日本
言語 日本語
ページ数 444
コード ISBN 9784163912301
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概要

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2017年12月8日発売の『文藝春秋』2018年1月号に、石井妙子のルポルタージュ「女たちが見た小池百合子『失敗の本質』」が掲載される[3][4]。この記事を読んだ小池のカイロ大学時代の同居人とされる女性が、2018年1月に編集部気付で石井に「小池百合子さんはカイロ大学を卒業していません」とする手紙を出した[5][6]。石井は記事を読んだという文藝春秋の編集者から本を書く依頼を受ける。自信が持てずすぐに返答できなかったが引き受けた[7]

小池について書くと同時に、小池を生み出した時代社会を見つめなおすことを目的とした。批判を恐れて抑えた表現にせず、書くべきことを書いたという[8]。3年半をかけて100人以上に取材し、小池百合子の幼少期から現在までを書き、400ページを超える本となった[9]。元同居人の名は仮名で記された。

2020年5月29日に発売[1]。発売から2週間で15万部突破[10]。7月の時点で20万部突破[11]

2021年6月23日、第52回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞[12]

2023年11月8日、文春文庫版が発売。文庫化に際し、元同居人の記述部分は実名で記載された[13]

脚注

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  1. ^ a b c 『女帝 小池百合子』石井妙子 | 単行本”. 文藝春秋BOOKS. 2024年4月8日閲覧。
  2. ^ 『女帝 小池百合子』著者に聞く、小池都知事に賛同できない理由”. ダイヤモンド・オンライン (2020年6月17日). 2022年12月12日閲覧。
  3. ^ 【文藝春秋 目次】創刊95周年記念 完全保存版 2018年1月号”. 文春オンライン. 2024年4月11日閲覧。
  4. ^ 石井妙子 (2017年12月10日). “女たちが見た小池百合子「失敗の本質」”. 文藝春秋. 2024年4月11日閲覧。
  5. ^ 【実名告発】「そういうことにしちゃったの?」「うん」と…小池百合子「虚飾の履歴」を50年間秘めていた「カイロ時代の同居人」の思い”. 現代ビジネス (2023年11月9日). 2024年4月11日閲覧。
  6. ^ 「小池百合子さんはカイロ大学を卒業していません」と元同居女性が証言”. 文春オンライン (2018年6月8日). 2024年4月8日閲覧。
  7. ^ 「週刊文春」編集部. “『女帝』著者・石井妙子さんが明かす「私が小池百合子氏を掘り下げようと決意した理由」 著者は語る 『女帝 小池百合子』(石井 妙子) | 「週刊文春」編集部 | インタビュー・対談”. 本の話. 2022年12月12日閲覧。
  8. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年7月2日). “石井妙子さん「覚悟決めて書いた」 『女帝 小池百合子』で大宅壮一ノンフィクション賞贈呈式”. 産経ニュース. 2022年12月12日閲覧。
  9. ^ 都知事選の行方も左右? 評伝「女帝 小池百合子」 異例の15万部突破”. 毎日新聞. 2022年12月12日閲覧。
  10. ^ 「女帝 小池百合子」異例のヒット 15万部突破 都知事選にも影響か”. 毎日新聞. 2022年12月12日閲覧。
  11. ^ 「女帝 小池百合子」蜃気楼に喝采送る危うさ 100人超の証言集め数奇な半生描く” (Japanese). 神戸新聞NEXT (2020年7月9日). 2022年12月12日閲覧。
  12. ^ 『女帝 小池百合子』で大宅賞を授賞した石井妙子さん 「覚悟決め、書くべきことを」|好書好日”. 好書好日. 2022年12月12日閲覧。
  13. ^ 文春文庫『女帝 小池百合子』石井妙子 | 文庫”. 文藝春秋BOOKS. 2024年4月8日閲覧。