孝道教団
(孝道山から転送)
孝道教団(通称・孝道山)は、天台宗大僧正岡野正道と岡野貴美子によって設立された。「法華経」をよりどころとするが、仏教全般に共通する教えを説く。天台宗系に分類される[1][2]。
![孝道山本仏殿(本堂)](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f7/%E5%AD%9D%E9%81%93%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%BB%8F%E6%AE%BF%EF%BC%88%E6%9C%AC%E5%A0%82%EF%BC%89.jpg/250px-%E5%AD%9D%E9%81%93%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%BB%8F%E6%AE%BF%EF%BC%88%E6%9C%AC%E5%A0%82%EF%BC%89.jpg)
沿革
編集大黒堂 - 1975年(昭和50年)、正道の長男、正貫が統理を引き継ぐ。
- 1986年(昭和61年)、開教50周年を記念して、マイトリー運動・慈の五修を提唱。
教義
編集孝道山は、仏教の精神を現代人が正しく理解し、日常生活の中に実践することを目標とする。誰もが仏さまのような穏やかで思いやりのある心をもつと説く「法華経」の教えを大切にする。「孝道」とは、人びとがお互いに慈悲の心を向け合うこと。深い思いやりをもって相手に接し、共感する心。「縦の孝道」と「横の孝道」があり、縦の孝道は家族が慈悲の心をもってお互いを尊重し、心の成長を助け合うこと。横の孝道はそれと同じ愛情をもって地域や社会に接していくこと。孝道が縦から横へと広がっていくことで、人びとの間に調和が生まれ、心穏やかに暮らす環境をととのえることができる[3][4]。
慈の五修
編集- 大自然の中に生かされている自分の存在を知ろう
- 家族に対する責任を果たそう
- 人びとと共に喜びも苦しみも分かち合おう
- すべての生きものに対する思いやりをもとう
- 自分のもつ能力を世の中のために生かそう
その他
編集伝統仏教の合同組織である全日本仏教会に加盟している。
境内
編集所在地
編集参考文献
編集- 島薗進『新宗教を問う―近代日本人と救いの信仰』筑摩書房<ちくま新書> 2020年 ISBN 978-4-480-07351-8
脚注・出典
編集外部リンク
編集座標: 北緯35度28分56.3秒 東経139度37分55.0秒 / 北緯35.482306度 東経139.631944度