孫 基(そん き、生没年不詳)は、中国三国時代の皇族。祖父は孫権。父は孫覇揚州呉郡富春県の人[1]

生涯

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五鳳年間に呉侯に封じられた。

皇帝孫亮に近侍していたが、太平2年(257年)、御馬を盗んだ罪で獄に下された。その罪は死刑に該当したが、孫亮と侍中刁玄とは孫基を助命したいと願い、議論の末に刁玄の提案通り、宮中の範囲内で恩赦を下し、孫基を免罪とすることで落着した。

孫皓が皇帝に即位すると、孫基と弟の孫壱[2]は爵位・領国を削られ、会稽郡烏傷県に流罪に処された。孫皓の父の孫和と、孫基・孫壱の父の孫覇が後継者争い(二宮事件)で対立した因縁に起因する。

脚注

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  1. ^ 『三国志』呉書 孫堅伝記載、曾祖父の孫堅の本貫
  2. ^ 孫壱 (沙羡侯)とは別人。

出典

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