定朔(ていさく)とは、太陰太陽暦におけるの始めの日(1日・朔日・ついたち)を決めるための計算方法の一つ。平朔と対峙する。太陽視黄経視黄経が一致する日を1日とする。すなわち、太陽の運行との運行の不均等性を考慮し、本当にを含む日を1日としようとする方法である。

定朔法の暦への導入は、劉宋何承天北斉の劉孝孫、劉焯などが建議を行ったが採用されず、戊寅元暦にいたってはじめて採用された。