三代目 宝井 琴凌(たからい きんりょう、1859年12月 - 1936年3月4日)は、講談師。本名∶森田 半次郎

三代目 宝井たからい 琴凌きんりょう
本名 森田 半次郎
生年月日 1859年12月
没年月日 1936年3月4日
出身地 日本の旗 日本江戸
師匠 四代目宝井馬琴
名跡 1. 宝井琴州
(不詳)
2. 三代目宝井琴梅
(? - 1898年)
3. 三代目宝井琴凌
(1898年 - 1936年)
活動期間 ? - 1936年

経歴 編集

二代目宝井琴凌に入門して宝井琴州を名乗る。「三代目宝井琴梅を経て、1898年師の四代目宝井馬琴襲名に伴い「三代目宝井琴凌」を襲名した。

三代目琴凌は、四代目宝井馬琴の高弟である。師匠の死後、「五代目宝井馬琴」を名乗ることもできたのにもかかわらず、末弟である宝井琴鶴(改メ五代目宝井馬琴)に名跡を譲った。このことに感謝した五代目宝井馬琴は「俺(五代目馬琴)の目の黒いうちは一門に琴凌を作らない」と公言し、その弟子の六代目宝井馬琴も五代目の考えを尊重した。その結果、三代目の没後、88年にわたり「琴凌」を継ぐ者は現れなかった。(2024年四代目琴凌が誕生。)

人物 編集

硬軟幅広く読み、「玉菊灯籠」「加賀騒動」などが有名だが、世話物にすぐれた。

外部リンク 編集