寺島良
日本の競馬調教師
寺島 良(てらしま りょう、1981年6月27日 - )は、日本の競馬調教師。日本中央競馬会栗東トレーニングセンターに所属する。
寺島良 | |
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福島12R優勝後(2024年7月21日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 岐阜県本巣郡北方町 |
生年月日 | 1981年6月27日(43歳) |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 2016年 |
重賞勝利 | 5勝 |
G1級勝利 | 1勝 |
経歴 | |
所属 | 栗東T.C.(開業 - ) |
経歴・人物
編集岐阜県本巣郡北方町出身(調教師の先輩である国枝栄とは同郷である)。実家は書店経営[1]。
中学生時代から競馬に興味を持ち始めていたが、高校までは野球をやっており、岐阜県立岐阜北高等学校では三塁手でプレーして甲子園を目指していた[1][2]。
高校卒業後は競馬調教師を志望して北海道大学経済学部へ進学し、馬術部に入部。大学時代は馬場馬術の選手として大会に出場し、4年次では主将を務めた[3]。
大学卒業後はノーザンファーム空港牧場の牧夫として勤務した後、2006年に栗東トレーニングセンターの大久保龍志厩舎に入職、調教助手兼厩務員を務める[1][4]。大久保龍志厩舎時代はアサクサキングスなどを担当。後に松田国英厩舎へ移籍[2]。
2015年に調教師試験に合格。1年間の技術調教師研修を経て、急逝した田中章博の厩舎を引き継ぐ形で2016年9月に自らの厩舎を開業し[4]、現在に至る。
2016年9月24日阪神1Rにサツキユニヴァースで初出走(7着)。翌週、10月2日阪神12Rをコクスイセンで勝利し初勝利を挙げる[5]。
2017年7月9日、プロキオンステークスをキングズガードで優勝。重賞初制覇を飾る[6]。
調教師成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2016年9月24日 | 4回阪神5日1R | 2歳未勝利 | サツキユニヴァース | 15頭 | 10 | 7着 |
初勝利 | 2016年10月2日 | 4回阪神8日12R | 3歳上1000万下 | コクスイセン | 16頭 | 3 | 1着 |
重賞初出走 | 2016年11月12日 | 2回東京3日11R | 武蔵野S | キングズガード | 16頭 | 4 | 4着 |
重賞初勝利 | 2017年7月9日 | 3回中京4日11R | プロキオンS | キングズガード | 15頭 | 5 | 1着 |
GI初出走 | 2017年2月19日 | 1回東京8日11R | フェブラリーS | キングズガード | 16頭 | 13 | 14着 |
GI/JpnI初勝利 | 2023年11月3日 | 12回大井6日11R | JBCクラシック | キングズソード | 10頭 | 4 | 1着 |
主な管理馬
編集太字はGI級競走を示す
- キングズガード(2017年プロキオンステークス)
- スプリングボックス(2020年小倉サマージャンプ)
- ディバインフォース(2021年ステイヤーズステークス)
- キングズソード(2023年JBCクラシック、2024年帝王賞)
- セラフィックコール(2023年みやこステークス、2024年ダイオライト記念)
出典:[9]
主な厩舎所属者
編集脚注
編集- ^ a b c 寺島調教師(岐阜出身)がJRA重賞初V 岐阜新聞 2017年7月14日付
- ^ a b 人口わずか1万8000人、岐阜県北方町が生んだ2人の調教師 出身地以外にもあまりに多い共通点【競馬の話をしよう】 中日スポーツ 2021年7月10日
- ^ 部報 平成14年度 Vol. 48 (PDF) 北海道大学馬術部
- ^ a b 寺島厩舎が新規開業 持ち前の“馬第一主義”で初陣Vだ スポーツニッポン 2016年9月27日付
- ^ “寺島良調教師、JRA初勝利|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI”. ラジオNIKKEI. 2022年12月14日閲覧。
- ^ 「【プロキオンS】キングズガード 重賞初V 亡き田中章博師に捧げる寺島師初タイトル」『デイリースポーツ』2017年7月10日。2022年12月14日閲覧。
- ^ “寺島良調教師、JRA通算100勝達成”. ラジオNIKKEI (2020年9月26日). 2022年12月14日閲覧。
- ^ “寺島良調教師 JRA通算200勝達成!…「皆様のおかげで200勝を達成できた」”. 競馬のおはなし (2023年11月25日). 2023年12月3日閲覧。
- ^ “寺島 良(調教師)|重賞勝鞍”. 競馬予想のウマニティ. 2024年1月28日閲覧。