寺島良

日本の競馬調教師

寺島 良(てらしま りょう、1981年6月27日 - )は、日本の競馬調教師日本中央競馬会栗東トレーニングセンターに所属する。

寺島良
第41回フェブラリーSパドック(2024年2月18日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岐阜県本巣郡北方町
生年月日 (1981-06-27) 1981年6月27日(42歳)
所属団体 JRA
初免許年 2016年
重賞勝利 5勝
G1級勝利 1勝
経歴
所属 栗東T.C.(開業 - )
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経歴・人物 編集

岐阜県本巣郡北方町出身(調教師の先輩である国枝栄とは同郷である)。実家は書店経営[1]

中学生時代から競馬に興味を持ち始めていたが、高校までは野球をやっており、岐阜県立岐阜北高等学校では三塁手でプレーして甲子園を目指していた[1][2]

高校卒業後は競馬調教師を志望して北海道大学経済学部へ進学し、馬術部に入部。大学時代は馬場馬術の選手として大会に出場し、4年次では主将を務めた[3]

大学卒業後はノーザンファーム空港牧場の牧夫として勤務した後、2006年に栗東トレーニングセンターの大久保龍志厩舎に入職、調教助手兼厩務員を務める[1][4]。大久保龍志厩舎時代はアサクサキングスなどを担当。後に松田国英厩舎へ移籍[2]

2015年に調教師試験に合格。1年間の技術調教師研修を経て、急逝した田中章博の厩舎を引き継ぐ形で2016年9月に自らの厩舎を開業し[4]、現在に至る。

2016年9月24日阪神1Rにサツキユニヴァースで初出走(7着)。翌週、10月2日阪神12Rをコクスイセンで勝利し初勝利を挙げる[5]

2017年7月9日、プロキオンステークスキングズガードで優勝。重賞初制覇を飾る[6]

2020年9月26日中京6Rでダノングリスターが1着となり、JRA通算100勝を達成した[7]

2023年11月25日京都9Rでゴールドプリンセスが1着となり、現役108人目のJRA通算200勝を達成した[8]

調教師成績 編集

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2016年9月24日 4回阪神5日1R 2歳未勝利 サツキユニヴァース 15頭 10 7着
初勝利 2016年10月2日 4回阪神8日12R 3歳上1000万下 コクスイセン 16頭 3 1着
重賞初出走 2016年11月12日 2回東京3日11R 武蔵野S キングズガード 16頭 4 4着
重賞初勝利 2017年7月9日 3回中京4日11R プロキオンS キングズガード 15頭 5 1着
GI初出走 2017年2月19日 1回東京8日11R フェブラリーS キングズガード 16頭 13 14着
GI/JpnI初勝利 2023年11月3日 12回大井6日11R JBCクラシック キングズソード 10頭 4 1着

主な管理馬 編集

太字はGI級競走を示す

出典:[9]

主な厩舎所属者 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 寺島調教師(岐阜出身)がJRA重賞初V 岐阜新聞 2017年7月14日付
  2. ^ a b 人口わずか1万8000人、岐阜県北方町が生んだ2人の調教師 出身地以外にもあまりに多い共通点【競馬の話をしよう】 中日スポーツ 2021年7月10日
  3. ^ 部報 平成14年度 Vol. 48 (PDF) 北海道大学馬術部
  4. ^ a b 寺島厩舎が新規開業 持ち前の“馬第一主義”で初陣Vだ スポーツニッポン 2016年9月27日付
  5. ^ 寺島良調教師、JRA初勝利|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI”. ラジオNIKKEI. 2022年12月14日閲覧。
  6. ^ 【プロキオンS】キングズガード 重賞初V 亡き田中章博師に捧げる寺島師初タイトル」『デイリースポーツ』、2017年7月10日。2022年12月14日閲覧。
  7. ^ 寺島良調教師、JRA通算100勝達成”. ラジオNIKKEI (2020年9月26日). 2022年12月14日閲覧。
  8. ^ 寺島良調教師 JRA通算200勝達成!…「皆様のおかげで200勝を達成できた」”. 競馬のおはなし (2023年11月25日). 2023年12月3日閲覧。
  9. ^ 寺島 良(調教師)|重賞勝鞍”. 競馬予想のウマニティ. 2024年1月28日閲覧。

関連項目 編集