対馬市父娘殺害放火事件
事件当事者
編集- 受刑者S
本事件の加害者とされた男S・H(以下、「S」と表記)は、逮捕当時38歳で、対馬市美津島町鴨居瀬に住んでいた。Sは鉄工所を経営しており、事件発生の直前には被害者A(後述)から漁船の修理を依頼されていた[1]。
- 捜査段階から殺人と放火の容疑を否認。刑事裁判では無罪を主張するも、死刑を求刑され、一審で無期懲役の判決を受け[2]、控訴するも棄却され[3]、さらに最高裁に上告するも棄却されて無期懲役が確定し、服役中[4]。
- 現在、被害者の遺族からは損害賠償を求める民事訴訟を起こされている[5]。
被害者
編集- 男性A
- 女性B
事件
編集以下、裁判所の認定した事実認定による。
2016年12月6日から7日にかけて、男Sは、男性Aから依頼された漁船の修理を巡ってAとトラブルになり、対馬市内のA宅で、Aを鈍器のようなもので殴り殺害。A宅でAの次女であるBも同様に殺害し、ガソリンや灯油をまいてA宅に火をつけ、A宅を全焼させたとされる[8]。
出典
編集- ^ “対馬の火災、放火容疑で男を逮捕 焼け跡から父娘の遺体”. 朝日新聞. (2017年1月27日) 2017年1月27日閲覧。
- ^ “父娘放火殺人で無期懲役 無罪主張男に長崎地裁”. 日本経済新聞. (2018年3月27日) 2018年3月27日閲覧。
- ^ “対馬の父娘殺害、無罪主張した被告の控訴棄却 福岡高裁”. 朝日新聞. (2019年3月13日) 2019年3月13日閲覧。
- ^ “対馬父娘殺害、無期確定へ 41歳男、最高裁が上告棄却”. 産経新聞. (2019年12月21日). オリジナルの2021年9月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “対馬父娘殺害 遺族が損賠訴訟提訴”. NCC長崎文化放送 (2020年6月10日). 2020年6月21日閲覧。
- ^ “殺人容疑で知人の男を再逮捕 対馬の父娘死亡”. 日本経済新聞. (2017年2月18日) 2017年2月19日閲覧。
- ^ “次女殺害容疑でも再逮捕 38歳男、対馬の親子死亡”. 産経新聞. (2017年3月10日) 2017年3月15日閲覧。
- ^ “対馬の父娘殺人放火事件、被告に無期懲役判決 長崎地裁”. 朝日新聞. (2018年3月27日) 2018年3月27日閲覧。