小代神社
小代神社(おじろじんじゃ / こしろじんじゃ)は、兵庫県美方郡香美町小代区秋岡にある神社。
小代神社 | |
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所在地 | 兵庫県美方郡香美町小代区秋岡995 |
位置 | 北緯35度25分13秒 東経134度31分12秒 / 北緯35.42028度 東経134.52000度座標: 北緯35度25分13秒 東経134度31分12秒 / 北緯35.42028度 東経134.52000度 |
主祭神 | 天照皇大神 |
神体 | 燈明杉 |
例祭 | 10月16日 |
地図 |
概要
編集小代神社はもともと「神明宮」という名称であったが、明治3年(1870)の神仏引分の際に現在の「小代神社」と改められた。延喜式神名帳には小代神社二座と記載されており、古くから存在する、歴史ある神社である。元和元年(1615)、大坂浪士の上田新右衛門政英が、夢に現れた老翁のお告げに従い、輝く杉の木から顕れたご神体を神社に祀ったという伝説が存在する。その杉は現在「燈明杉」と呼ばれ、樹齢千年といわれる現在も、社殿の裏でそびえたっている[1][2]。
祭神
編集主祭神
編集- 天照皇大神(アマテラスオオミカミ/天照大神)
配祀神
編集但馬秘鍵抄という古書に、小代神社に蒼稲魂命、牛知魂命を祀るという記述があり、畜産守護の神として崇拝されていたと思われる。
歴史
編集創立年代は不明。鎌倉時代には神田二町を領有した。延喜式神名帳に小代神社二座 但馬国七美郡 と記載されている。
元和元年(1615)、享保13年(1728)に本殿を造営。
明治3年(1870)名称を神明宮から現在の小代神社に改める。
本殿周辺
編集- 稲荷神社(秋岡稲荷)
- 百廿神社
山頂神殿のそばには国指定母樹の老杉が数十本あり、特に小代杉と呼ばれる天然記念物の燈明杉は神霊が宿っていると伝えられている。周辺は夫婦杉と雑木が同居する異色杉など多種多様な原始林でもある[3]。
交通
編集- 湯村温泉から車で約30分 ※積雪期間通行不可(12月下旬~4月上旬)
- 駐車場あり(無料)
余談
編集本殿の手前には、長さ約7~8m、幅約4~5mの長円形をした池があり、この池の水を取り替えると、どのような干ばつに悩まされていようと必ず降雨が期待できるという言い伝えが存在する。
出典
編集外部リンク
編集- 小代神社 - 兵庫県神社庁