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小島信夫文学賞(こじまのぶおぶんがくしょう)は、岐阜市出身の芥川賞作家・小島信夫にちなんで隔年で開催する日本文学賞[1]

小島信夫文学賞
(こじまのぶおぶんがくしょう)
受賞対象 未発表の小説作品
日本の旗 日本
授与者 小島信夫文学賞の会
初回 2000年
最新回 2017年
最新受賞者 岩井圭吾「裂果」

目次

概要編集

岐阜市出身の芥川賞作家・小島信夫の文学活動を顕彰して[1]、新しい文学の誕生を期し[2]1999年に創設された[3]岐阜から発信し、広く全国に作品を公募し、新人作家の発掘を目指すことを目的としている[広報 1][広報 2]。小島信夫文学賞の会が主催し、岐阜県岐阜市各務原市作品社水声社鳥影社が後援している[広報 2]。全国から未発表の小説作品を公募し、選考委員会による選考を経て、授賞式を開催している[広報 1]。400字詰め原稿用紙100枚以上400枚以内[注 1]の小説作品が募集され、ジャンルが問われない。応募資格は、問われない。小島信夫文学賞受賞者には、記念品と賞金100万円が、岐阜県知事賞受賞者には、記念品と賞金10万円が贈られる[広報 3]。第9回受賞の岩井圭吾は、第8回野性時代フロンティア文学賞奨励賞を受賞している[4]

受賞作一覧編集

年は発表年。

回(年) 応募総数 受賞者 受賞作 刊行・収録
第1回(2000年度) 162編 受賞 橋本勝三郎 『弓子の川』 1999年4月 小沢書店
奨励賞 平井杏子 「帰巣(きそう)」
岐阜県知事
特別賞
各務信 「板垣生きて自由は死せり」
候補 内海貞介 「棄兵」
庄司肇 「幻の街」 2003年6月 作品社
岐阜県内
奨励賞
白瀧まゆみ 「素敵な誤算」
第2回(2002年度) 196編 受賞 印内美和子 「少女小景」 2002年10月 作品社
吉住侑子 「戯れの秋」 2001年8月 作品社
岐阜県
知事賞
高井泉 「先手れエピメテウス」 2002年2月 文芸社
第3回(2004年度) 198編 受賞 松田悠八 「長良川
スタンドバイミー・1950」
2004年11月 作品社
山本孝夫 「儀式の域」 2010年4月 文芸社
奨励賞 井出彰 「精進ヶ池へ」 2006年10月 河出書房新社
萬敦子 『ブレーク』 2003年10月 講談社出版サービスセンター
候補 藤村昌代 『チョコレート色のほおずき』 2003年9月 作品社
鷲尾修平 「夏の川」
岐阜県
知事賞
山田賢二 「熊坂長庵が往く」
第4回(2006年度) 206編 受賞 服部洋介 「地の熱」
特別賞 間瀬昇 『友垣寂び』 2005年4月 作品社
候補 井出彰 「姥ヶ懐」 2006年10月 河出書房新社
下田ひとみ 『うりずんの風』 2005年11月 作品社
夏当紀子 「ミラー」
岐阜県
知事賞
舟田愛子 「夢の坂」
第5回(2008年度) 197編 受賞 村山りおん 『石の花冠』 2007年10月 作品社
候補 青木笙子 「『沖みどり』をさがす旅」
中野睦夫 「山の女」
朱雀遙 「家愁」
【岐阜県知事賞】
岐阜県
知事賞
間宮弘子 『瀬音の彼方へ』 2007年2月 新風舎
前田昭彦 「いちでらんらん」
候補 吉村登 「原発ジンプー遺聞」
イトカ 『秒針』 2006年12月 日本文学館
第6回(2010年度) 109編 受賞 千田佳代 『猫ヲ祭ル』 2009年11月 作品社
芳川泰久 『歓待』 2009年5月 水声社
候補 浅羽一 「蝉の声」
宇佐美宏子 「裸身」 2010年7月 鳥影社
中野睦夫 「不壊の館」
岐阜県
知事賞
山本健一 「擬卵」
第7回(2012年度) 57編 受賞 小島正樹 「野犬飼育法 彼またはKの場合」 2012年12月 鳥影社
鶴陽子 『月の記憶』 2011年6月 菁柿堂
特別賞 青木笙子 『沈黙の川 本田延三郎点綴』 2011年10月 河出書房新社
小川恵 「銀色の月」 2012年6月 岩波書店
候補 小川悦子 『ほどけばもとの』 2011年3月 作品社
川野英明 「湖の骨」
岐阜県
知事賞
吉村登 「ぽん ぽわぁん」
第8回(2014年度) 34編 本賞 該当作なし
佳作 塚越淑行 「緑の国の沙耶」
候補 飯田章 『あしたの熱に身もほそり』 2012年1月 鳥影社
高井泉 『サチュロス王 狼む』 2013年1月 風媒社
西澤しのぶ 「青空」
原さつき 「マイ・ウィル」
丸山修身 『どぶろく天井』 2012年8月 鳥影社
岐阜県
知事賞
土岐智恵美 「病み産む女(ひと)」
【岐阜市長賞(短編部門)】
36編 岐阜市長賞 小川悦子 「伊左衛門の狐」 2012年5月 作品社
候補 白根旭 「おばあさんの店」
古岡孝信 「三十三回忌」
堀田明日香 「ハザードランプ」
三宅麗子 「瑠璃色の空」 2013年1月 中央公論事業出版制作
第9回(2017年度) 66編 受賞 岩井圭吾 「裂果」[1][2]
候補 大西功 「広い天」
村瀬巷宇 「シェアハウス」
木戸岳彦 「Xからの手紙」
長谷川和正 「air」
岐阜県
知事賞
山吹涼 「スカイツリーのある風景」[1]

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 第1回から第8回までは、100枚以上300枚以内

出典編集

  1. ^ a b c d 近藤統義 (2017年6月5日). “岩井さん「受賞光栄」 岐阜 小島信夫文学賞授賞式”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 岐阜版 10 
  2. ^ a b 神奈川県の岩井さん「裂果」に 小島信夫文学賞”. 岐阜新聞社 (2017年3月31日). 2017年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月16日閲覧。
  3. ^ 写真ニュース:小島信夫文学賞に小島正樹さん(各務原市)「野犬飼育法」  47NEWS(よんななニュース)
  4. ^ 岩井圭吾(@keigo_iwai)さん | Twitter

広報資料・プレスリリースなど一次資料編集

関連項目編集