川上 栄太郎(榮太郎、かわかみ えいたろう、1870年6月13日(明治3年5月15日[1])- 1930年昭和5年)9月28日[2])は、明治から昭和初期の酒造家、地主、実業家政治家衆議院議員新潟県古志郡中通村長。

経歴

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越後国古志郡摂田屋村[1]、のちの新潟県[2]古志郡中通村(上組村[3][4][5]宮内町を経て現長岡市[6] 摂田屋)で、酒造業・川上生三郎の長男として生れた[7]。1886年(明治19年)長岡中学校(現新潟県立長岡高等学校)を卒業[2][3][4]。高橋竹之助から漢学・詩文を学んだ[3][4][6]。1897年(明治30年)家督を相続し[7]家業の酒造業を営んだ[2][6]

長岡酒造組合長、新潟県酒造組合連合会長、長岡米穀株式取引所理事長、新潟県地主協会評議員、中越酒造社長などを務めた[2][3][4][5][6][7]。新潟県で耕地整理が開始された時、積極的に協力している[6]

1893年(明治26年)中通村長に就任し[2][6]、村の長年の紛争を半年で解決に導いた[3][4][6]。その後、新潟県会議員に選出された[2][3][4][5][6]。1915年(大正4年)3月、第12回衆議院議員総選挙に新潟県郡部から立憲政友会所属で出馬して当選し[3][6][8]、衆議院議員に1期在任した[2][5]

脚注

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  1. ^ a b 衆議院『第三十六回帝国議会衆議院議員名簿』〈衆議院公報附録〉、1915年、6頁。
  2. ^ a b c d e f g h 『議会制度百年史 – 衆議院議員名鑑』189頁。
  3. ^ a b c d e f g 『現代日本の政治家』政友会61-62頁。
  4. ^ a b c d e f 『大日本人物名鑑 巻5の1』9頁。
  5. ^ a b c d 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』137頁。
  6. ^ a b c d e f g h i 『越佐人物誌 上巻』283頁。
  7. ^ a b c 『人事興信録 第8版』カ149頁。
  8. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』48頁。

参考文献

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  • 細井肇『現代日本の政治家』國光社、1916年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • ルーブル社出版部編『大日本人物名鑑 巻5の1』ルーブル社出版部、1922年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 牧野利平編『越佐人物誌 上巻』野島出版、1972年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。