長岡市

新潟県の中南部に位置する市

長岡市(ながおかし)は、新潟県の中南部(中越地方)に位置する。県内では新潟市に次いで第2位の人口を持ち、中越地方では最多の人口を有する。施行時特例市に指定されており、長岡まつり花火大会で知られている。1906年明治39年)に市制施行。

ながおかし ウィキデータを編集
長岡市

正旗

略旗
長岡市旗 長岡市章
1977年9月21日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
市町村コード 15202-1
法人番号 7000020152021 ウィキデータを編集
面積 891.06km2
(境界未定部分あり)
総人口 257,946[編集]
推計人口、2024年2月1日)
人口密度 289人/km2
隣接自治体 新潟市燕市三条市見附市魚沼市小千谷市十日町市柏崎市三島郡出雲崎町刈羽郡刈羽村西蒲原郡弥彦村
市の木 ケヤキ
市の花 ツツジ
市の魚 錦鯉
長岡市役所
市長 磯田達伸
所在地 940-8501
新潟県長岡市大手通1丁目4番地10
北緯37度26分46秒 東経138度51分04秒 / 北緯37.44619度 東経138.85125度 / 37.44619; 138.85125座標: 北緯37度26分46秒 東経138度51分04秒 / 北緯37.44619度 東経138.85125度 / 37.44619; 138.85125
市役所本庁舎を内包する複合交流施設「アオーレ長岡」
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

長岡市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト

概要 編集

 
長岡市の中心市街地(大手通り

新潟県の中越地方の中心都市であり、長岡都市圏を形成している。

長岡市の中央部は信濃川により形成された沖積平野に位置し[1]江戸時代には長岡藩城下町として栄えた[2]

戊辰戦争第二次世界大戦長岡空襲)の二度にわたって市の中心部は壊滅的被害を受けるが、共に不撓不屈の精神により復興を遂げ、現在に至る。それに因み、市の紋章は不死鳥をイメージして、「長」の文字を図案化したものになっている[3]

かつての古志郡三島郡の大部分を占める他、蒲原郡魚沼郡刈羽郡の一部にも跨る市域をもつ。

地理 編集

 
2011年(平成23年)撮影の長岡市中心部周辺の空中写真。2011年撮影の28枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
 
信濃川に架かる長生橋
 
山古志の棚田

位置 編集

越後平野が広がりはじめる南部に位置し、新潟市新潟県庁までは約60 kmの距離にある[注 1]。新潟市までは上越新幹線では約20分強[4]、在来線では特急で約50分、普通列車で約75分、自動車では約60分[注 2]で移動できる。

上越新幹線東京から約80 - 100分、関越自動車道で東京から約3時間の位置にあり、経済面など関東地方との結びつきが強い。

地形 編集

南北に日本最長の大河である信濃川が縦断し、信濃川の両岸に広がる沖積平野を中心に市街地が発展している。

東西には東山連峰と西山丘陵地がそれぞれ連なる。市の東部にあたる山古志地域や栃尾地域の一部は山間地の急傾斜地帯を形成し、さらに栃尾地域の南東方面には越後山脈守門岳がそびえる[1]

元来の長岡市は内陸の都市であったが、平成の市町村大合併により寺泊町を合併して以降、南北に約16 kmの海岸線を持つ自治体となった[1]

山地 編集

主な山

河川 編集

主な川

温泉 編集

気象 編集

地理的に大部分が盆地で占められており、寒暖の差がやや大きい傾向がある。信濃川流域の越後平野には遮蔽物が少なく、夏ごろは突風が吹くことがある。

長岡(長岡地域気象観測所)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 15.0
(59)
20.0
(68)
23.3
(73.9)
30.4
(86.7)
32.8
(91)
37.0
(98.6)
39.4
(102.9)
39.4
(102.9)
38.3
(100.9)
35.3
(95.5)
27.1
(80.8)
19.9
(67.8)
39.4
(102.9)
平均最高気温 °C°F 4.5
(40.1)
5.2
(41.4)
9.4
(48.9)
16.5
(61.7)
22.3
(72.1)
25.7
(78.3)
29.1
(84.4)
30.9
(87.6)
26.7
(80.1)
20.6
(69.1)
14.0
(57.2)
7.6
(45.7)
17.7
(63.9)
日平均気温 °C°F 1.6
(34.9)
1.8
(35.2)
4.9
(40.8)
11.0
(51.8)
16.9
(62.4)
21.0
(69.8)
24.8
(76.6)
26.2
(79.2)
22.0
(71.6)
15.9
(60.6)
9.6
(49.3)
4.2
(39.6)
13.3
(55.9)
平均最低気温 °C°F −0.7
(30.7)
−1.1
(30)
1.1
(34)
6.0
(42.8)
12.1
(53.8)
17.1
(62.8)
21.4
(70.5)
22.5
(72.5)
18.3
(64.9)
12.0
(53.6)
6.0
(42.8)
1.5
(34.7)
9.7
(49.5)
最低気温記録 °C°F −9.7
(14.5)
−11.8
(10.8)
−6.3
(20.7)
−2.8
(27)
2.9
(37.2)
9.0
(48.2)
13.0
(55.4)
14.1
(57.4)
8.1
(46.6)
2.5
(36.5)
−1.9
(28.6)
−8.4
(16.9)
−11.8
(10.8)
降水量 mm (inch) 294.4
(11.591)
165.5
(6.516)
140.8
(5.543)
103.7
(4.083)
97.8
(3.85)
136.9
(5.39)
235.0
(9.252)
163.9
(6.453)
165.6
(6.52)
184.6
(7.268)
289.0
(11.378)
372.2
(14.654)
2,349.3
(92.492)
降雪量 cm (inch) 197
(77.6)
155
(61)
52
(20.5)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(0.4)
76
(29.9)
477
(187.8)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 25.8 20.5 18.7 13.4 10.6 11.5 13.8 11.1 13.6 15.1 19.9 24.7 198.6
平均月間日照時間 37.3 60.6 117.9 170.8 201.3 155.4 143.9 193.5 141.0 132.4 88.3 49.3 1,493.9
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1976年-現在)[5][6]
寺泊(2001年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 14.6
(58.3)
21.7
(71.1)
23.3
(73.9)
26.8
(80.2)
31.2
(88.2)
34.1
(93.4)
39.4
(102.9)
40.6
(105.1)
38.0
(100.4)
32.1
(89.8)
26.2
(79.2)
18.8
(65.8)
40.6
(105.1)
平均最高気温 °C°F 5.7
(42.3)
6.7
(44.1)
10.7
(51.3)
15.9
(60.6)
21.1
(70)
25.0
(77)
28.3
(82.9)
30.6
(87.1)
26.7
(80.1)
20.8
(69.4)
14.6
(58.3)
8.6
(47.5)
17.9
(64.2)
日平均気温 °C°F 2.6
(36.7)
2.9
(37.2)
5.9
(42.6)
10.7
(51.3)
16.0
(60.8)
20.3
(68.5)
24.1
(75.4)
25.9
(78.6)
21.9
(71.4)
16.0
(60.8)
10.2
(50.4)
5.1
(41.2)
13.5
(56.3)
平均最低気温 °C°F −0.1
(31.8)
−0.3
(31.5)
1.8
(35.2)
6.3
(43.3)
11.9
(53.4)
16.7
(62.1)
21.1
(70)
22.5
(72.5)
18.4
(65.1)
12.2
(54)
6.5
(43.7)
1.9
(35.4)
9.9
(49.8)
最低気温記録 °C°F −6.6
(20.1)
−6.4
(20.5)
−5.3
(22.5)
−1.3
(29.7)
4.6
(40.3)
10.0
(50)
14.4
(57.9)
15.0
(59)
7.9
(46.2)
3.9
(39)
−1.6
(29.1)
−3.3
(26.1)
−6.6
(20.1)
降水量 mm (inch) 181.6
(7.15)
111.3
(4.382)
114.8
(4.52)
103.4
(4.071)
91.3
(3.594)
127.9
(5.035)
273.7
(10.776)
150.4
(5.921)
160.5
(6.319)
154.3
(6.075)
219.0
(8.622)
247.4
(9.74)
1,962.9
(77.28)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 22.8 17.8 16.3 12.4 10.3 9.5 14.4 10.7 12.6 13.7 19.2 23.8 183.8
平均月間日照時間 46.1 76.8 140.9 187.3 212.3 194.7 160.1 216.9 168.0 141.4 86.5 49.5 1,675.3
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[7]

積雪量 編集

 
上空から撮影した冬の長岡市(手前は長岡市中心部、奥は日本海

日本有数の豪雪地帯であり、市街地に設置されたアメダス「長岡」では1981年昭和56年)1月21日の212 cmなど過去に記録的な豪雪を何度も経験している。最深積雪の平年値(1991~2020年、気象庁)は89 cmであり、青森(101 cm)や札幌(97 cm)などと並ぶ有数の都市である。

同アメダスにおいて2 mを超える積雪は1986年(昭和61年)2月9日に記録された206 cmが最後であるが、2012年(平成24年)2月10日の170 cmをはじめ、1 m以上の積雪深を記録する年は多い。

市域は広大であるため、降雪量・積雪量には地域差がある。市域は長岡地域・小国地域・越路地域・山古志地域・栃尾地域・川口地域が特別豪雪地帯に、そのほかの市域が豪雪地帯に指定されている[8]

海岸部または海岸近くに位置する寺泊地域や和島地域は比較的積雪が少ないが、盆地部の栃尾地域では2010年度から2012年度にかけて3年連続[9]で2 mを超える積雪が観測されている。

積雪対策 編集

 
「大手スカイデッキ」やアーケードにより歩行者動線が確保された大手通り長岡駅前)。
中央部には消雪パイプが埋め込まれている。

市街には雁木(がんぎ)が整備されているほか、市では「無雪都市」を宣言し、長岡駅前の大手通りには、雁木を改造した大規模なアーケードが設置されている。また、道路には地下水源を利用した消雪パイプが設置され、国道・県道・市道や公共施設の敷地内に至るまで広い範囲で散水消雪を行っている。

人口 編集

 
長岡市と全国の年齢別人口分布(2005年) 長岡市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 長岡市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

長岡市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体・行政区 編集

 新潟県

※北から時計回りに

歴史 編集

 
伊能忠敬による『大日本沿海輿地全図』に描かれた長岡藩(国立国会図書館デジタルコレクションより)
 
『大日本国郡名所 越後古志郡長岡』明治元年(1868年) 歌川貞秀
明治維新以前の長岡の歴史については、越後長岡藩を参照。
長岡市に編入合併した旧市町村の歴史については、各旧市町村のページを参照。

明治時代 編集

 
国漢学校を描いた絵図。『懐旧雑誌』(小川當知、明治12(1879)年)より。
 
長岡市千秋に建つ「米百俵の群像」

大正時代 編集

 
2代目長生橋(昭和初期の絵葉書より)
 
大正時代の長岡市略図(『栃尾鉄道案内』栃尾鉄道株式会社編、大正4年刊より)
 
大正期の表町通り
 
長岡高等工業学校新潟大学工学部の前身)(昭和初期の絵葉書より)
 
長岡市公会堂(昭和初期の絵葉書より)

昭和時代 編集

戦前
 
上越線全通記念博覧会鳥瞰図』
 
建設中の3代目長生橋(1935年頃)[11]
 
馬高遺跡で発掘された火焔型土器
戦後
 
三六豪雪時の長岡市の様子(1961年)

平成時代 編集

 
国営越後丘陵公園
 
新潟県立歴史博物館
 
新潟県中越地震により脱線した上越新幹線。2004年11月撮影。
 
市の魚に制定された錦鯉

令和時代 編集

  • 2020年(令和2年)3月1日 新潟県は暴力団排除条例に基づき、長岡駅前周辺を暴力団排除特別強化地域を設定。暴力団員等によるみかじめ料の要求も飲食業者などからの支払い等を禁止し、違反した場合には双方に罰則を科すこととした[17]
  • 2024年(令和6年)1月1日 能登半島地震、震度6弱を観測し5人が重軽傷、建物被害548件[18]

行政区域の変遷 編集

 
長岡市における平成の大合併。各旧市町村の記事へはクリックによりリンク可能。
明治
大正
昭和
平成

行政 編集

市長 編集

  • 市長:磯田達伸(2016年10月16日就任、2期目)
歴代市長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
牧野忠篤 1906年8月29日 1908年5月22日
河島良温 1908年6月23日 1919年7月10日
豊島愿 1919年8月7日 1926年11月16日
岩田衛 1927年1月28日 1929年10月26日
木村清三郎 1929年12月26日 1937年12月25日
松田耕平 1938年3月17日 1944年7月31日
鶴田義隆 1944年10月12日 1945年8月1日 在任中に長岡空襲で殉職
田村文吉 1945年9月29日 1947年3月31日
松田弘俊 1947年4月9日 1951年4月4日
1951年4月28日 1955年1月3日
内山由蔵 1955年1月25日 1959年1月21日
1959年1月22日 1962年12月2日
上村清五郎 1962年12月21日 1966年11月25日
小林孝平 1966年11月26日 1970年11月25日
1970年11月26日 1974年11月25日
1974年11月26日 1978年11月25日
1978年11月26日 1982年11月25日
1982年11月26日 1984年5月31日 辞職
日浦晴三郎 1984年6月11日 1988年6月9日
1988年6月10日 1992年6月9日
1992年6月10日 1996年6月9日
1996年6月10日 1999年10月20日 健康上の理由により辞職[20]
森民夫 1999年11月21日 2003年11月20日
2003年11月21日 2007年11月20日
2007年11月21日 2011年11月20日
2011年11月21日 2015年11月20日
2015年11月21日 2016年9月6日 知事選出馬のため辞職
磯田達伸 2016年10月16日 2020年10月4日
2020年10月5日[21] 現職

役所 編集

市役所
支所
  • 小国支所
  • 越路支所
  • 寺泊支所
  • 栃尾支所
  • 中之島支所
  • 三島支所
  • 山古志支所
  • 与板支所
  • 和島支所
  • 川口支所

市町村合併 編集

2000年代に編入合併が行われた周辺市町村の区域は、合併前の市町村名を冠して「○○地域」と呼称している(例:中之島地域・越路地域・寺泊地域など)。同様に旧長岡市域も「長岡地域」と呼称しているが、特に信濃川右岸側は「川東地域」、左岸側は「川西地域」と称している。

2007年(平成19年)4月1日特例市に移行し、国や県からの権限移譲が行われた(2015年(平成27年)に施行時特例市となる)。更に今後、周辺市町村との合併によって中核市への移行をも視野に入れている。[22][23]

議会 編集

長岡市議会 編集

新潟県議会 編集

  • 選挙区:長岡市・三島郡選挙区
  • 定数:6人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:229,449人
  • 投票率:50.89%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
柄沢正三 64 自由民主党 21,595票
安沢峰子 50 公明党 19,714票
高見美加 51 自由民主党 17,616票
長部登 70 社会民主党 16,739票
星野伊佐夫 79 自由民主党 14,946票
遠藤玲子 64 日本共産党 12,192票
佐藤伸広 52 立憲民主党 11,974票

衆議院 編集

新潟県第2区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
細田健一 57 自由民主党 37,157票
高倉栄 50 国民民主党 37,157票
平あや子 41 日本共産党 33,399票
新潟県第4区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
菊田真紀子 52 立憲民主党 97,494票
比当 国定勇人 49 自由民主党 97,256票
新潟県第5区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
米山隆一 54 無所属 79,447票
比当 泉田裕彦 59 自由民主党 60,837票
森民夫 72 無所属 36,422票

施設 編集

警察 編集

本部
警察署
  • 長岡警察署
    • 栃尾幹部交番
    • 長岡駅交番
    • 川崎交番
    • 千手交番
    • 宮内交番
    • 四郎丸交番
    • 悠久町交番
    • 緑町交番
    • 下柳交番
    • 新町交番
    • 希望が丘交番
    • 越路交番
    • 深沢町駐在所
    • 塚山駐在所
    • 滝谷町駐在所
    • 関原町駐在所
    • 宮本東方町駐在所
    • 下々条町駐在所
    • 浦瀬町駐在所
    • 亀貝町駐在所
    • 竹沢駐在所
    • 蓬平町駐在所
    • 北荷頃駐在所
    • 二日町駐在所
    • 東谷駐在所
    • 吹谷駐在所
  • 与板警察署
    • 寺泊交番
    • 脇野町駐在所
    • 鳥越駐在所
    • 島崎駐在所
    • 小島谷駐在所
    • 大河津駐在所

消防 編集

本部
消防署
  • 長岡消防署
    • 関原出張所
    • 新町出張所
    • 越路出張所
    • 川崎出張所
    • 宮内出張所
    • 山古志出張所
    • 小国出張所
  • 与板消防署
    • 中之島出張所
    • 寺泊出張所
  • 栃尾消防署

(なお、川口地域の常備消防の業務は、小千谷市へ事務委託している。)

消防団
  • 長岡市消防団
    • 長岡中央方面隊
    • 長岡南部方面隊
    • 長岡北部方面隊
    • 長岡川西方面隊
    • 長岡西部方面隊
    • 越路方面隊
    • 山古志方面隊
    • 小国方面隊
    • 中之島方面隊
    • 三島方面隊
    • 和島方面隊
    • 寺泊方面隊
    • 与板方面隊
    • 栃尾方面隊
    • 川口方面隊

図書館 編集

 
長岡市立中央図書館

博物館・美術館 編集

芋川砂防フィールドミュージアム(山古志地域)

文化施設 編集

 
長岡市シティホールプラザアオーレ長岡
 
長岡リリックホール

運動施設 編集

主なスポーツ施設

(運動公園以外の公園を除く)

(屋内ゲートボール場、塩泉)

  • 三島体育センター
  • 小国勤労者体育センター
  • 山古志体育館
  • スポーツ広場
  • 第二スポーツ広場
  • 与板スポーツ広場
  • 北部運動公園
  • 乙吉運動広場
  • 中之島スポーツ広場
  • 中之島リバーサイドパーク野外活動施設
  • 与板河川公園
  • 越路河川公園
  • おぐに運動公園
  • 長谷川運動公園
  • 成出運動広場
  • 三島運動広場
  • 山古志運動広場
  • 希望が丘テニス場
  • 東山テニス場
  • 与板テニス場
  • 中之島テニス場
  • 小国ゲートボールコート
  • ヨネックスカントリークラブ
  • 長岡カントリー倶楽部
  • グリーンヒル長岡ゴルフ倶楽部

まちの駅 編集

主なまちの駅

対外関係 編集

姉妹都市・提携都市 編集

2005年以降の編入10地域が海外の市町村と締結していた姉妹友好都市との関係は、編入合併後も長岡市が継承して交流事業が継続されている。

海外 編集

姉妹都市
友好都市

国内 編集

姉妹都市
災害時相互応援協定都市
ほか多数

経済 編集

長岡市の中心市街地長岡駅周辺を中心に形成されており、特に同駅大手口側にはオフィスやホテル、総合スーパーなどが軒を連ねている。新潟県のほぼ中部に位置し、周辺市町村を含めた商圏人口は約65万人を有し、商圏は新潟市、三条市、柏崎市、十日町市などと一部重複している。

第一次産業 編集

養鯉 編集

 
錦鯉の品評会

山古志地域を含む二十村郷と呼ばれる地域は錦鯉発祥の地であり、現在は錦鯉の養鯉が盛んに行われている。2017年(平成29年)5月5日には錦鯉が新潟県の鑑賞魚に指定されている。

第二次産業 編集

鉱業 編集

 
明治時代の東山油田
 
国内最大級のガス田南長岡ガス田[25]で生産される天然ガスの精製を行っている越路原プラント

天然ガスの産出量が日本一であり、越路地域を中心とした地域には、埋蔵量が日本屈指の南長岡ガス田がある。明治20年代から大正期にかけては、東山地区で産出した石油の採取が盛んに行われ、長岡は日本有数のオイルタウンとして知られていた[26]

長岡の石油産出は記紀の頃(奈良時代)から記録があるが、本格的な生産は1882年(明治15年)頃に出雲崎町尼瀬で石油掘削が盛んになったことに触発されたのが始まりである[26]。1889年(明治22年)に北越石油会社(東山油田)、1893年(明治26年)に宝田石油株式会社が地元資本で設立され、中小の石油会社も300社以上相次いで創業した[26]。1908年(明治41年)の宝田石油の納税額は長岡市の市税収入の1割強に上った[27]。石油産業の隆盛は各方面に波及し、機械工業、電灯・ガス産業、証券業(石油関連企業の設立の際に、株式発行による資金調達が行われたため)の発達につながった[27]

第三次産業 編集

 
長岡市の中心市街地(大手通り
 
CoCoLo長岡
 
リバーサイド千秋
 
Dia Plaza長岡

商業 編集

長岡市の商業施設は全国的に近年見られる傾向と同様、郊外型商業施設の進出が顕著な半面、中心市街地空洞化が深刻となっている。

1988年のジャスコ長岡店(現:イオン長岡店)の開店を皮切りに、郊外への店舗の出店が相次ぎ、現在は郊外に展開する大型ショッピングセンターやロードサイド型店舗には、市内や周辺市町村から連日多くの買い物客が訪れる。一方、長岡駅大手口周辺の中心地では、2010年(平成22年)4月25日に中越地方最後の百貨店であった「大和長岡店」が閉店するなど、かつて地区の核店舗としての役割を担っていた百貨店や総合スーパーなどの大型店などが次々と撤退し、加えて個店舗の閉店も相次ぎ、空洞化が進んでいる。これは全国各地の地方都市でも同様に見られる傾向でもある。

長岡市では近年、中心市街地の活性化を目的として、郊外にあった市役所の駅前移転や駅前の利便性を高めようとペデストリアンデッキ大手スカイデッキ」などを設置したほか、大手通りに地下駐車場の建設、市営駐車場の設置のほか、市街地再開発など様々な施策を現在も進めている。

 
長岡市中央露店市場(五・十の市)

市内各所では、露店市場が朝から開かれ買い物客でにぎわう。

商業施設の変遷
  • 1958年10月18日 大和デパート長岡店が開業する。屋上には遊園地があるなど市内外から多くの人が訪れた。
  • 1960年12月15日 大手通に丸専デパートが開店。
  • 1980年7月2日 長岡駅に駅ビル「セゾン・ド・ナガオカ」(現:CoCoLo長岡)オープン。
  • 1988年 長岡市初の郊外型店舗、ジャスコ長岡店(現:イオン長岡店)が開業。
  • 1988年 越後交通の駅跡地にダイエー長岡店が完成し開業。(現:E‐PLAZA)
  • 1988年11月25日 城内町2丁目に城内地区再開発ビル(イトーヨーカドー丸大長岡店)が完成し開業[28][29][30]
  • 1989年(平成元年)10月31日 長岡駅大手口と東口を結ぶ地下通路にて営業していた地下街が営業を終了。(現在この地下通路は地下自転車駐輪場の連絡通路となっている)
  • 2007年4月20日 ショッピングモール、リバーサイド千秋がオープンする。
  • 2007年11月23日 シネマコンプレックスT-JOY長岡がオープンする。

物流 編集

書籍雑誌といった出版物は、(中央での)発売日より1日遅れて店頭に並ぶ物が多いが、物によっては発売日あるいは発売日前日に店頭に並ぶ物もある。音楽CDは通常、発売日前日には店頭に並ぶ。

金融機関 編集

預貯金取扱金融機関
 
大光銀行 本店

(長岡市に本店(※印)、支店を置くもの。)

この他、東日本信用漁業協同組合連合会が市内に代理店を設置している。また、東京スター銀行セブン銀行イオン銀行新潟県信用農業協同組合連合会ローソン銀行が市内にATMを設置している。

拠点を置く企業 編集

明治20年頃の石油採掘にともない、機械産業が発達し、現在も北陸工業地域の一角として精密機械や工作機械を生産している企業が多い。鉄道と河川を備え、古くから交通の要衝であったことから卸売業などの商業活動も栄えている。また、米菓の生産などを主とする食品製造業も盛んである。関越自動車道長岡ICに隣接する「長岡新産業センター」や北陸自動車道長岡北SICに隣接する「長岡北スマート流通産業団地」をはじめ、市内には工業団地が多数存在する。

長岡市に本店、本社を置く主な企業
長岡市に業務拠点などを置く主な企業

情報・通信 編集

マスメディア 編集

新聞社 編集

放送局 編集

テレビ放送
NST新潟総合テレビのマスター(主調整設備)及びスタジオは、1968年の会社設立当初から1991年9月30日まで、当時の「長岡放送センター」にあり(現在の新潟総合テレビ長岡支社)、報道番組、ローカル番組(「NSTですこんにちは」など)を含むほとんどの番組制作を行っていたが、同年10月1日に、この放送センターとしての機能は、本社(新潟市、当時は上所島にあった)に移転統合された。
ラジオ放送

生活基盤 編集

 
市のランドマークとなっている長岡市水道公園の「水道タンク」

ライフライン 編集

電力 編集

電線地中化

国土交通省と新潟県、県内各市町村では、幹線道路沿線の景観向上やバリアフリー化を目的として電線地中化(電線共同溝の新設による無電柱化)に取り組んでおり、長岡市内では、国土交通省が国道8号・長岡バイパス沿線の神田、蓮潟などで、県と長岡市が長岡駅周辺など川東地域中心部の他、郊外部では長岡ニュータウンの一部などで無電柱化事業を実施している。

長岡市内では2004年(平成16年)の新潟県中越地震と、2007年(平成19年)の新潟県中越沖地震で地中化の予定地域が被災し、また既設歩道内への電線地中化が水道管・下水道管といった支障物件の移設に時間がかかるなどしたため、無電柱化率が当初の目標値を一時下回った。

電線類の地中化は、耐震性のある樹脂管等で保護したケーブルを地中の共同溝に埋設するもので、災害時には電柱の倒壊による様々なリスクが回避できる反面、仮に共同溝に被害が及んだ場合には電力・通信などライフラインの復旧が大幅に遅延する可能性がある。なお中越地震の際、地中化が行われていない地域では電力の復旧に7日から10日間を要した。

バイオマスタウン構想

長岡市では2010年(平成22年)に「長岡市バイオマスタウン構想」を策定し[32]、廃棄物を活用したバイオマスの利活用に向けた取り組みを進めている。

これに先立って、長岡市と市域内の主な企業は2008年(平成20年)に越後ながおかバイオマス地域協議会を設立し、菜の花やエゴマなどの作物を活用した資源循環の実証実験を3箇年にわたって実施した。

またバイオマス構想策定後の2011年(平成23年)春には長岡市環境衛生センターの敷地内において、生ごみを発酵させてバイオガスを採取し、それを動力源として発電などを行うプラント「バイオガス発電センター」の建設事業に着工し、2013年(平成25年)春に竣工、試運転を経て同年7月1日から本格稼働を開始した[33]。この発電センターの試運転開始に合わせ、長岡市では同年4月1日からごみ・資源物の分別方法を9種類に細分化する措置を取り、市民への周知徹底を図っている。

上下水道 編集

下水道

長岡市の汚水処理人口普及率は96.4%(2012年(平成24年)度末現在)である。普及率は都市部等の下水道設備や農村部等の集落排水施設が整備された区域の人口と、合併処理浄化槽の利用者数に基づくもので、新潟県内の全30市町村では14番目と中位に位置する[34]。また下水道処理人口普及率は89.7%(同年度末現在)で、新潟県内では共に99%以上を有する弥彦村聖籠町に次ぎ3番目に高い普及率を有している。

このうち下水道事業は、市街地の浸水防止と生活衛生の向上を目的として、1903年(明治36年)に整備計画が策定されたのが端緒で、1924年(大正13年)1月、上水道の整備と併せて上下水道の整備に同時着手した。下水道事業は全国で7番目の整備着手、上下水道の同時整備着手は全国初であった。

事業は第1期が1924年から1927年(昭和2年)にかけ、長岡駅を中心とした川東地域の市街地238 haを対象に、第2期が1960年(昭和35年)から1967年(昭和42年)にかけ、第1期と合わせて計336 haを対象に進められた。第3期は川西地域も対象として1971年(昭和46年)から整備が開始され、のちに編入市域となる各市町村でも相次いで下水道整備が進められた。

なお合併前の旧市域にあたる長岡地域(川東・川西両地域)の下水道普及率(総人口に対する下水道の利用可能人口の割合)は96.1%、水洗化率(下水道利用可能人口に対する下水道接続人口)は95.7%(2003年3月時点)であった。

ガス 編集

越路、三島、栃尾、与板、川口地域では、市町村合併まで旧各市町による公営事業として行われていた。これら公営事業は市町村合併の際に長岡市水道局の管轄下としたのち、川口を除く4地域は2009年10月1日付で、川口地域は2014年4月1日付で北陸ガスへ譲渡・継承された。中之島地域では見附市ガス上下水道局が導管事業を行っていたが、2020年4月1日付で北陸ガスへ譲渡・継承された[35]

雁木 編集

市内には多くの雁木が残されている。雁木の延長は長岡が全国2位、栃尾が3位である。

教育 編集

大学 編集

 
長岡技術科学大学
 
長岡造形大学
国立
公立
私立

高等専門学校 編集

国立高等専門学校機構

技能教育施設 編集

県教育委員会指定技能教育施設

私立

高等学校 編集

県立
私立

中学校 編集

国立
市立
私立

小学校 編集

国立
市立
  • 新組小学校
  • 桂小学校
  • 浦瀬小学校
  • 柿小学校
  • 栖吉小学校
  • 前川小学校
  • 宮内小学校
  • 上組小学校
  • 石坂小学校
  • 太田小学校
  • 大河津小学校
  • 与板小学校
  • 上塩小学校
  • 下塩小学校
  • 栃尾東小学校
  • 栃尾南小学校
  • 西谷小学校
  • 東谷小学校
  • 川口小学校

特別支援学校 編集

県立
  • 新潟県立長岡聾学校
  • 新潟県立柏崎特別支援学校のぎく分校
市立
  • 長岡市立総合支援学校
  • 長岡市立高等総合支援学校

職業訓練校 編集

交通 編集

鉄道 編集

 
長岡駅

現在は東日本旅客鉄道(JR東日本)一社のみが運営しており、長岡駅をターミナルに上越新幹線と、在来線4路線が走っている。宮内駅上越線の終点であるが、定期旅客列車は全てが信越本線の長岡駅まで乗り入れている。信越本線の新潟方面は日中は概ね60分間隔で運行されている。また、市内北西部には越後線が、南部には飯山線が通る。北陸新幹線と接続する特急「しらゆき」が長岡駅に停車する。

長岡駅は、上越新幹線開業以降、関東地方から上越地方や富山県石川県などの北陸西部方面へ向かうメインルートの乗換駅であり、「雷鳥」や「かがやき」など多数の特急列車が停車していた。その後ほくほく線北陸新幹線の開業でその機能の多くはそれらに移転した。

かつては、旧国鉄が運営する魚沼線来迎寺駅から小千谷市に伸びていた。更に越後交通が運営する長岡線栃尾線が長岡駅および西長岡駅を中心に運行していたが、双方とも既に廃線となっている。他にも長岡ニュータウンの開発事業開始当初は長岡駅など市内中心部とを結ぶモノレールの建設構想もあったが、同ニュータウンの開発停滞などもあって実現には至らなかった。

鉄道路線 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)

過去に存在した鉄道路線 編集

日本国有鉄道
越後交通

バス 編集

 
中央循環バス「くるりん」

高速バス 編集

関東方面
近畿方面
中部方面
新潟県内方面
  • その他
    • 長岡 - 新潟空港線(アイ・ケーアライアンス)

路線バス 編集

長岡市の一般路線バスは現在、主に越後交通とその子会社の南越後観光バスが運行している。越後交通は1960年(昭和35年)10月1日、中越地方の私鉄・バス3社が合併して発足したもので、市域内の一般乗合バス及び廃止代替バスの運行業務のほぼ全てを担っている。長岡駅の大手口・東口双方に設けられたバスターミナルを中心に、市内各地や近郊各市町村とを結ぶ路線網が発達している。 中心市街地と公共施設・商業施設の集積地を結ぶ「まちなかべんりバス」ではパークアンドライドの取り組みが行われている[38]

コミュニティバス・デマンド交通 編集

2021年10月時点では以下が運行されている[39]

  • 小国地域生活交通
  • 川口地域生活交通
  • 山古志地域・太田地区生活交通(クローバーバス
  • 栃尾地域デマンド型乗合タクシー「景虎号」
  • 和島地域デマンド型乗合タクシー「わし麻呂号」
  • 寺泊地域デマンド型乗合タクシー「まりん号」(2021年10月より実証運行[40]

タクシー 編集

  • 旭タクシー
  • カンコータクシー
  • 相互タクシー
  • 与板タクシー
  • 第一タクシー
  • 中越交通
  • ツバメタクシー
  • 長岡タクシー
  • 三越タクシー
  • 栃尾タクシー
  • 秋葉タクシー
  • わくわく長岡(介護・福祉タクシー)

道路 編集

 
ライトアップされた長生橋

高速道路 編集

長岡JCTは、北陸自動車道関越自動車道の2路線が接続する要衝である。市域内の高速道路は全区間片側2車線。

国道 編集

長岡市は国道8号国道17号の接点であるため、一般道の要衝でもある。市内を一般国道11路線が経由している。市内各地でバイパス道路網が整備されており、中心部では市街地を南北に縦貫する長岡東バイパス、東西に横断する長岡バイパスがある。いずれも一部連続立体交差方式。沿岸部の国道116号は、新潟市と柏崎市を結ぶ、国道8号のバイパス的路線である。道路元標大手通り交差点にある。

このように長岡市は、幹線道路をはじめとする広域道路交通の面においては充実しているものの、生活道路交通の面においては必ずしも充分に整備されているとは言えない。信濃川によって市域の東西が分断されている地理条件から、各橋梁部では交通渋滞が慢性化しており、これらは長岡市の拠点性向上を図る上で大きな課題となっている。また自転車歩行者道の整備の立ち遅れや、狭隘道路の点在など、降雪地という立地条件上の交通安全や生活安全に関わる問題も数多く残存している。県と長岡市では市域の信濃川橋梁と幹線道路をはしごに見立てた「ラダー型広域道路網」の整備強化を進めている他、生活道路の通行環境改善などに取り組んでいる。

なお、長岡市における国道・県道・市道を合わせた道路改良率[注 4]は62.9%、道路舗装率は64.7%(2006年4月1日現在、長岡市資料より)[要出典]である。

一般国道

県道 編集

主要地方道
主な一般県道
その他の長岡市内の道路
信濃川に架かる主な

道の駅 編集

航路 編集

港湾 編集

船舶
  • 両泊航路:寺泊 - 赤泊
    • 寺泊港佐渡島赤泊港とを結ぶ「両泊(りょうどまり、りょうはく)航路」があり、佐渡汽船高速船「あいびす」による定期旅客航路が運航されていたが、2018年(平成30年)秋に廃止届が出され、2019年(平成31年/令和元年)以降は寺泊 - 小木が観光航路として特定日に運航するのみとなる[41]。なお、東京から佐渡島へ向かう場合、長岡駅 - 両泊航路経由が最短ルートとなっていた。

観光 編集

観光地 編集

#博物館・美術館#文化施設も参照。

長岡地域
その他諸地域

文化・名物 編集

祭事・催事 編集

花火 編集

 
長岡まつり大花火大会

花火の街としても知られ、長岡まつり大花火大会は、「大曲」・「土浦」の花火とともに日本3大花火に数えられている[43][44]

毎年8月1日から3日に長岡まつり(うち大花火大会は2、3日)が開かれ、市の中心を流れる信濃川の中州から、正三尺玉花火を含めた数々の花火が打ち上がる。

2005年平成17年)の長岡まつりでは、市民などからの協賛金を募って、新潟県中越地震からの復興祈願花火「フェニックス」を打ち上げ喝采を浴びた。この「フェニックス」は、同年10月23日の中越地震からの「復興の集い」や年末年始のカウントダウンイベントでも打ち上げられ、長岡を象徴する花火になった。この花火は、翌年以降の長岡まつりでも継続して打ち上げられている[注 6][45]

チューリップ 編集

 
越後丘陵公園のチューリップまつり

新潟県の花であるチューリップは、明治後期に現在の長岡市越路地域で栽培が試みられ、その後商業生産が本格化した[46]。2019年現在、新潟県はチューリップ切花の生産量が全国1位となっている[47]

長岡市には国営越後丘陵公園[48]があり、ゴールデンウィークにはおよそ130品種16万球のチューリップが満開になり「チューリップまつり」が開催される[49]

名産・特産 編集

グルメ 編集

 
長岡生姜醤油ラーメン
 
栃尾のあぶらげ
 
洋風カツ丼

スポーツ 編集

長岡市に本拠地とするスポーツチーム

バスケットボール 編集

長岡市を舞台とした作品 編集

映画 編集

ドラマ 編集

アニメ 編集

出身関連著名人 編集

※ 50音順

あ行 編集

か行 編集

さ行 編集

た行 編集

な行 編集

は行 編集

ま行 編集

や行 編集

ら行 編集

わ行 編集

その他 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 長岡市役所から新潟県庁まで自動車で最短経路を移動した場合に約58.3km。新潟市役所まででは約61.9km。
  2. ^ 高速道路を用いて長岡市役所から新潟県庁まで最短経路で移動した場合。
  3. ^ 例規集には「旧長岡市歌」の表題で掲載されているが、歌詞に含まれる「裏日本」が不適切であるとして現在は演奏されていない。
  4. ^ 全道路の総延長に対する、幅員5.5m以上の区間の延長の割合。
  5. ^ 2009年までは毎年8月最終週、2010年から2012年までは毎年5月最終週に行われていた。
  6. ^ ただし2020年(令和2年)には新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、大花火大会とともに中止された。

出典 編集

  1. ^ a b c 市の位置”. www.city.nagaoka.niigata.jp. 2020年12月28日閲覧。
  2. ^ その他 長岡の歴史(近世) - 長岡市立図書館”. opac.lib.city.nagaoka.niigata.jp. 2020年12月28日閲覧。
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文献 編集

参考文献 編集

  • 中俣均「"石油の町からテクノポリスへ 長岡市"」(平岡昭利・野間晴雄編『中部Ⅱ 地図で読む百年 長野・新潟・富山・石川・福井』古今書院、2000年7月15日、125pp. ISBN 4-7722-5048-4:37-42.)

関連文献 編集

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