御長近人
御長 近人(みなが の ちかひと)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。池田王の後裔。御長有道の子とする系図がある[1]。官位は従五位上・越後守。
時代 | 平安時代初期 - 前期 |
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生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
官位 | 従五位上・越後守 |
主君 | 仁明天皇→文徳天皇→清和天皇 |
氏族 | 御長氏 |
父母 | 父:御長有道 |
経歴
編集承和8年(841年)従五位下に叙爵し、木工頭に任ぜられる。のち、右衛門佐を経て、承和13年(846年)陸奥守、仁寿2年(852年)越前守と地方官を務める。天安3年(859年)2月に大蔵少輔に任ぜられて京官に復すが、早くも11月には従五位上・三河守に任ぜられて再び地方官に遷ると、貞観2年(860年)越後守と、仁明朝末から清和朝初頭にかけて主に地方官を歴任した。
官歴
編集『六国史』による。
脚注
編集- ^ 鈴木真年『百家系図稿』巻9,御長真人