成願寺 (愛知県南知多町)

愛知県知多郡南知多町片名稗田にある曹洞宗の寺院

成願寺(じょうがんじ)は、愛知県知多郡南知多町片名稗田にある曹洞宗寺院知多四国霊場第三十五番札所、南知多観音霊場第十一番札所である。

成願寺

本堂
所在地 愛知県知多郡南知多町大字片名字稗田9番地
位置 北緯34度42分50.3秒 東経136度57分56.7秒 / 北緯34.713972度 東経136.965750度 / 34.713972; 136.965750座標: 北緯34度42分50.3秒 東経136度57分56.7秒 / 北緯34.713972度 東経136.965750度 / 34.713972; 136.965750
宗派 曹洞宗
本尊 阿弥陀如来
札所等 知多四国霊場第三十五番
南知多観音霊場第十一番
公式サイト 成願寺
法人番号 5180005012175 ウィキデータを編集
成願寺の位置(愛知県内)
成願寺
成願寺
成願寺 (愛知県)
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歴史 編集

本尊阿弥陀如来814年弘仁5年)に弘法大師知多半島に上陸した際、この片名の地に悪病が流行っていた。大師は、「この門をよけて通れよ風の神 とふりに姿のあらん限りは 」との歌を詠み、厄除けの祈祷を修行し、後に修行大師として別堂に祀った。

江戸時代、1615年元和元年)、笑山恵大和尚が天台宗であったこの寺を再建し、曹洞宗に改宗した。

1995年平成7年)、本堂・諸堂の瓦葺き替え改修工事がなされ、境内に先の本堂にあった鬼瓦が「風吹不動」として残された。

弘法大師の修行した加持祈祷と関係の深いとされる円空仏『善女竜王像』は、南知多町の有形文化財に指定されている[1]

曹洞宗の寺院であるが、知多四国霊場の札所の一つに数えられている。知多半島の中で知多四国霊場を作る際に、真言宗の寺院だけでは八十八カ所が作れないために、他宗の寺院に声をかけたものと推測される[2]

脚注 編集

  1. ^ 歴史と文化財(南知多町ウェブサイト、2013年7月20日閲覧)
  2. ^ 神光山 成願寺 由緒について(成願寺ウェブサイト、2013年7月14日閲覧)

外部リンク 編集