政和温泉(せいわおんせん)は、北海道雨竜郡幌加内町政和第一にある温泉

政和温泉・幌加内せいわ温泉ルオント
幌加内せいわ温泉ルオント
温泉情報
所在地 北海道雨竜郡幌加内町字政和第一
交通 深川ICから70km
泉質 ナトリウム - 塩化物泉
泉温(摂氏 7.6 °C
pH 6.4
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
外部リンク せいわ温泉ルオント公式ページ
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黄褐色の露天風呂

現在は、道の駅森と湖の里ほろかない内の主要施設「幌加内せいわ温泉ルオント」が1軒のみ営業している。

泉質 編集

  • ナトリウム - 塩化物泉(中性低張性冷鉱泉)(旧泉質名:弱食塩泉)
    • 源泉温度 7.6℃、pH 6.4(中性)[1]
    • 湯色は湯の花により黄褐色を呈す。

温泉地 編集

道の駅森と湖の里ほろかない内に、幌加内町民保養センター「せいわ温泉ルオント」があり、日帰り入浴、食事、バンガローの宿泊を扱っている。

内風呂は加温濾過循環式で湯色はほぼ透明、露天風呂は加温掛け流しで黄褐色を呈していたが、令和2年(2020年)のリニューアル後は、露天風呂も加温濾過循環式に変更。

歴史 編集

かつては政和温泉駅前に温泉旅館があった[2]。旅館は駅前にある一軒家で、利用客向けにジンギスカンが販売されており、腰にタオルを巻いただけの姿で食べることができた[3]。駅の休止する冬期は温泉も営業を休止していた。

この旅館は1981年(昭和56年)5月に泉源が枯渇して休業、1986年(昭和61年)に建物を解体して廃業した[4]1994年(平成6年)幌加内町民保養センター「せいわ温泉 ルオント」が開業した。1998年(平成10年)道の駅として登録した。

2020年(令和2年)せいわ温泉ルオントをリニューアル。ロビーには無料で利用できる「足湯」を新設。浴場は男女露天風呂を改装し、新たに豪雪露天風呂を開設。こちらは冬季限定で楽しめる。また食事場所を「蕎麦ダイニング そばの里」としてリニューアルオープン。幌加内産のそば粉を使った手打ちそばを通年楽しめる。

交通 編集

脚注 編集

  1. ^ 泉質は館内掲示の温泉分析書(平成21年付)による
  2. ^ 種村直樹の著書『鈍行列車の旅』(日本交通公社、1979年)に、種村自身が1976年3月に訪問したときの模様が紹介された。この内容は、2015年に刊行された『鈍行最終気まぐれ列車』(実業之日本社)のpp.49 - 51に再録されている。
  3. ^ 前記種村直樹の文による。
  4. ^ 新幌加内町史 2008年10月発行、P1026。

外部リンク 編集