新型国際関係(しんがたこくさいかんけい、簡体字:新型国际关系、拼音:xin xing guo ji guan xi)は、2015年ごろから中華人民共和国が提唱している外交理念[1]

概要 編集

アメリカ合衆国を中心にした「ハブ」のような関係ではなく、「パートナー同士として、協力とウインウイン関係を核心とする関係」と、2015年3月8日の記者会見で外相王毅は述べている[1]

その後、9月に開催された第70回国連総会で、国家主席習近平が「協力・ウィンウィンを中核とする新型国際関係」を詳しく紹介した。この理念を打ち出した理由について、中国政府は、「人類運命共同体を実現させるためのルートを系統的に築き上げ、国際関係の発展に新たな理念とビジョンを打ち出すだめだ」としている。

2017年10月に発表された中国共産党第19回全国代表大会の報告で、「新型国際関係」の定義に関して、「相互尊重、公平正義、協力ウィンウィンの原則に基づく新型国際関係」という文言で定着した。

脚注 編集

  1. ^ a b “中国「新型国際関係」を提唱 外相、米一極「改善」に意欲”. 日本経済新聞. (2015年3月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM08H1X_Y5A300C1FF8000/ 2019年2月12日閲覧。