日東社(にっとうしゃ)は、日本で最大手のマッチ製造事業者。2022年現在、マッチ製造における日東社の国内シェアは7割を占めている[1]。他方では、マッチに依存せず、事業の多角化を進めており、紙製おしぼり、ポケットティッシュライターの製造などもおこなっていて、マッチ部門の売上は、総売上の2割ほどにとどまっている[1]

株式会社日東社
Nittosha
本社所在地 日本の旗 日本
672-8014
兵庫県姫路市東山524
北緯34度47分15秒 東経134度43分29秒 / 北緯34.78750度 東経134.72472度 / 34.78750; 134.72472座標: 北緯34度47分15秒 東経134度43分29秒 / 北緯34.78750度 東経134.72472度 / 34.78750; 134.72472
法人番号 3140001060547
事業内容 マッチ製造
代表者 代表取締役社長 大西雅之
資本金 4,575万円
従業員数 40名
外部リンク https://www.nitto-sha.co.jp/
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沿革 編集

創業は1900年、会社設立は1923年で、当時の社名は日東社大西燐寸製造所といった[2]1948年に株式会社日東社燐寸製造所として株式会社化され、1969年に社名が日東社となった[2]

1980年代以降は、マッチへの需要の後退を背景に、事業の多角化に取り組んだ[3][4]

2016年、マッチ製造の国内最大手であった兼松日産農林が、マッチ製造から撤退した際には、「桃」や「象」の商標を譲渡された[5]

2022年、国内で唯一継続していたブックマッチの生産を終了した[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c “なぞ解きけいざい:今週のギモン 消える?国産マッチの灯 禁煙定着、紙製今月限り”. 毎日新聞・大阪朝刊: p. 23. (2022年6月17日)  - 毎索にて閲覧
  2. ^ a b 沿革”. 日東社. 2022年6月30日閲覧。
  3. ^ “日東社、事務用品に本格進出――マッチ頭打ちで多角化。”. 日経産業新聞: p. 12. (1984年7月21日)  - 日経テレコン21にて閲覧
  4. ^ “日東社社長大西壬氏――マッチ不振で多角化(エコー)”. 日本経済新聞・地方経済面 近畿C: p. 27. (1989年9月23日)  - 日経テレコン21にて閲覧
  5. ^ “兼松日産農林:国内の最大手がマッチ製造撤退”. 毎日新聞・東京朝刊: p. 7. (2016年9月28日)  - 毎索にて閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集