明解一般常識事典 (チェコ)

『明解一般常識事典』(めいかいいっぱんじょうしきじてん、チェコ語: Stručný všeobecný slovník věcný「学習小事典」〈がくしゅうしょうじてん、チェコ語: Malý slovník naučný〉とも呼ばれる)は、1874年から1885年にかけて刊行された、チェコで2番目の百科事典である。

第2巻の表紙

この事典は『リーゲル学習百科事典』に基づいて作られている。これら2つの事典はヤクブ・マリーチェコ語版が編集長を務めていた。『明解一般常識事典』の刊行は、『リーゲル学習百科事典』の最終巻発行と同じ年(1874年)に始まった。いずれもイグニャック・レオポルド・コバーチェコ語版が出版を行った。

『明解一般常識事典』は、その多くの項目が『リーゲル学習百科事典』から引用されている。しかし、解説文が簡潔になっており[1]、専門分野の項目のバランスが整えられ、新しい情報が多く追加されている点で異なる。また、各巻の巻末には短い補遺が付属する。

1884年、編集長のヤクブ・マリーは『明解一般常識事典』の最終巻が出版される直前に、『オットー百科事典』の編集長に就任した。彼は1885年に亡くなるまで編集長を務め、彼の後任はトマーシュ・マサリクが務めた。

構成 編集

項目 ページ数 刊行年
1 A - Bzenec 781 1874
2 C - Ezzelino 759 1875
3 F - Chyžice 763 1877
4 I - Mže 832 1879
5 N - Quousque tandem 663 1880
6 R - Szujski 830 1881
7 Š - Župan 712 1882
8 補遺 936 1884
9 索引 284 1885

脚注 編集

  1. ^ Např. doslov k 3. dílu

関連項目 編集

外部リンク 編集