木材破砕機
木材破砕機(もくざいはさいき)は、木材を細かく砕いてチップ状や粉状にする環境機械です。この機械は、製紙、バイオマスエネルギー、農業、造園などのさまざまな分野で利用されます。
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用途
編集- 製紙業: 木材チップを原料にして紙を製造します。
- バイオマスエネルギー: 木材チップを燃料として利用し、エネルギーを生産します。
- 農業・造園: 木材チップを土壌改良材やマルチング材として利用します。
- 廃材処理: 建築廃材や伐採された木材を再利用可能な形に加工します。
分類
編集投入口による分類
編集- タブ式 - 丸いお椀状のタブ(ホッパー)の中に上から木材を投入して破砕するタイプの破砕機です。
- 横投入式 - コンベアに破砕材を投入すると、フィード(送り)ローラーが木材をつかんで送り込みながら破砕をします。
破砕軸による分類
編集- 1軸式 - 一軸破砕機は回転する刃に対象物を押しつけて細かく砕く装置です。
- 2軸式 - 二軸型破砕機は固定刃が存在せず、2つのローターが並行して設置されています。
破砕刃による分類
編集- ハンマー刃 - 高速回転するハンマーを使って硬い対象物を叩き割る方式。
- カッター刃 - 非常に鋭利なナイフを先端に装着した刃をドラムもしくはディスクに装着し、木(丸太)を切る方式。
- アクスターナイフ
設置方法による分類
編集- 自走式 - 多くはクローラ(履帯)を備えており、リモコンで左右前後に自由に移動することができます。
- 定置式 - 機械自体に自走する能力はなく、リフト等で移動させるものと、工場に設置されているものがある。
- 牽引式 - トラック等の車両に牽引されることで、移動が出来るようになっている。
動力伝達による分類
編集- エンジン直結式 - 破砕ドラムがエンジンと直結されている方式
- 油圧式 - 動力を油圧を介して破砕ドラムに動力を伝える方式
- HST式 - 閉回路の油圧回路にて動力を破砕ドラムに伝える方式
排出方法による分類
編集- コンベア
- ブロア