札幌ベンガルズ(Sapporo Bengals)は、北海道札幌市を本拠地とするアメリカンフットボールチームで北海道社会人リーグ(ノースランドリーグ)に所属する。

概要

編集

1974年に創設されたチーム。2013年4月現在、北海道社会人リーグ(NLL)10連覇中及び北日本社会人王座6連覇中である。 チームカラーは「グリーン×オレンジ」 冬期は練習もままならない北海道を本拠地としながらも、数多くの関東遠征を行い中央のJPFF強豪チームと熾烈な戦いを繰り広げている。 また、その実力は日本社会人アメリカンフットボールリーグXリーグにおいてX2上位~X1下位相当という見解もある。

2007年度

編集

北海道社会人リーグを5連覇後、11月に札幌ドームで開催された第1回北海道・東北社会人選手権にて、東北代表の仙台ブラックボルツを30対0で下し、初代チャンピオンの座に就く。 翌2008年1月 横浜スタジアムで開催されたプライベートリーグ日本一決定戦「オーシャンボウル」の第一試合(招待試合)に出場。JPFF東日本2位の強豪ブランディングスとのカードとなり注目を集めたが、42対0という一方的なスコアで大勝。地方のチームが中央の強豪チームと戦力的に遜色がないことを証明した。

2008年度

編集

北海道社会人リーグを6連覇後、11月に仙台市泉区東北学院大学で開催された第2回北海道・東北社会人選手権に2年連続出場。東北代表の新鋭弘前グリーンサージェントの挑戦を61対27で退け、同選手権2連覇を達成した。

2009年度

編集

北海道社会人リーグを7連覇後、11月に札幌ドームで開催された第3回北海道・東北社会人選手権に北海道代表として3年連続出場。東北代表は2年ぶりの出場である仙台ブラックボルツ。雪辱に燃える仙台のリベンジマッチであったが、終わってみれば62対19という危なげないスコアで、札幌ベンガルズが北日本王座3連覇を成し遂げた。 翌2010年2月、横浜スタジアムでのオーシャンボウル第一試合において、09年度JPFF東日本準優勝の強豪川崎グリズリーズと対戦したが、接戦の末18対21で惜敗した。

2010年度

編集

6月、静岡県伊東市志太スタジアムにて開催されたJPFF交流戦において、関東の強豪世田谷サウスランドレイダースと対決、27-0で完勝した。 また、10月に激戦の北海道社会人リーグにおいて8連覇を果たし、12月には札幌ドームで開催された第4回北海道・東北社会人選手権に4年連続出場。2年ぶり東北代表となった弘前グリーンサージェントの再挑戦を38対6で退け、同選手権4連覇を達成した。翌2011年2月、川崎球場でのオーシャンボウル第一試合において、10年度JPFF東日本準優勝のブランディングスと対戦、激闘の末28対13で勝利し、1年振りに東日本王座を奪還した。

2011年度

編集

北海道社会人リーグを9連覇後、宮城県仙台市宮城野区 宮城自転車競技場にて行われた絆ボウル(この年より「東北社会人選手権」から「絆ボウル」に呼称変更)で東北代表 弘前グリーンサージェントと対戦。35-7で勝利し呼称変更前の同選手権を含めて5連覇を達成。

2012年度

編集

2012年秋季リーグ戦。ターニングポイントとなったのはリーグ戦第3節であった。 札幌ギャンブラーズリードで迎えた第4Q、試合終了8秒前にQB#1藤澤からWR#12坂本(2012年度主将)へのパスが成功し逆転。劇的な勝利で天王山を制し、その勢いで北海道社会人リーグ10連覇を達成した。 その後行われた絆ボウルでは初出場となる秋田ラムズと対戦。40-7で勝利し、同選手権6連覇とし記録を伸ばした。

選手層

編集

かつては関東・関西の上位リーグ経験者を多く擁する「恵まれたチーム」との見解であったが、最近は道内大学からの入団選手が大部分を占める「道産子チーム」となっている。 特に大学時代に上位リーグに所属していなかったチームの選手がベンガルズ入団後に台頭するなど、過去の所属にとらわれない目覚しい活躍を見せている。 また、チーム名に本拠地「札幌」の名を冠しているが、選手の居住地は北海道各地に広がっている。中には札幌から200km以上離れた紋別市、帯広市、釧路市、函館市の選手も在籍している。

主なボウルゲーム

編集

春季開催の「ハマナスボウル」、「らいらっくボウル」、オールスターの「ポテトボウル」、秋季リーグ戦優勝後に東北リーグ優勝チームと行われる「絆ボウル(2011年より呼称変更)」冬季「ホワイトボウル」など。

チアリーディングチーム

編集

同競技において強豪である「札幌チアリーディングチーム・ボンバーズ」が札幌ベンガルズの応援に当たっている。

おもな所属選手

編集

外部リンク

編集