東北学院大学
東北学院大学(とうほくがくいんだいがく、英語: Tohoku Gakuin University)は、宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3番1号に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は英称 TGU、TG[1][リンク切れ]、東学大(とうがくだい)[2][3][リンク切れ]、東学(とうがく)[4]。宮城県内では学院大(がくいんだい)、学院(がくいん)と呼ばれることが多い[5]。
東北学院大学 | |
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大学設置 | 1949年 |
創立 | 1886年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人東北学院 |
本部所在地 |
宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3番1号 北緯38度14分57.3秒 東経140度52分40.9秒 / 北緯38.249250度 東経140.878028度座標: 北緯38度14分57.3秒 東経140度52分40.9秒 / 北緯38.249250度 東経140.878028度 |
キャンパス |
土樋(仙台市青葉区) 多賀城(宮城県多賀城市) 泉(仙台市泉区) |
学部 |
文学部 経済学部 経営学部 法学部 工学部 教養学部 |
研究科 |
文学研究科 経済学研究科 経営学研究科 法学研究科 工学研究科 人間情報学研究科 |
ウェブサイト | http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/ |
概観編集
大学全体編集
ミッションスクールのひとつであり、リベラルアーツを重視した私立の総合大学である。
東北学院大学のルーツは1886年(明治19年)に開校された私塾「仙台神学校」(Sendai Theological Training School)に遡る[PR 1]。
キリスト教伝道者の育成を目的にこの学校を興したのは、横浜で受洗し、日本最初のプロテスタント教会である日本基督公会の設立に関わった押川方義と、1885年(明治18年)に来日したアメリカ人ドイツ改革派教会宣教師のW.E.ホーイである[PR 2]。
のちに、押川とホーイが本学を離れた後は、ホーイと同じく、フランクリン・アンド・マーシャル大学で学び、ホーイの推薦によって日本伝道の任に就いていたD.B.シュネーダーが指導的立場に立った。
1891年(明治24年)には、伝道者育成に加え、普通高等教育を施すようになり、校名を「東北学院」と改称。1949年(昭和24年)に新制大学として発足し、2022年(令和4年)現在は6学部16学科[PR 3]、6研究科[PR 4]を擁する総合大学である。
先に記した、押川、ホーイ、シュネーダーの3名は、「三校祖」と呼ばれており、特にシュネーダーは、その人格的影響力と学校経営の手腕によって、本学の礎を築いた人物であり、50年にわたり本学の発展に尽力した「東北学院中興の祖」である[PR 5]。
- 東北学院三校祖
建学の精神(校訓・理念・学是)編集
東北学院の三校祖、押川方義、W.E.ホーイ、D.B.シュネーダーは、東北学院の建学の精神を、宗教改革の「福音主義キリスト教」の信仰に基づく「個人の尊厳の重視と人格の完成」の教育にあるとした。その教育は、聖書の示す神に対する畏敬の念とイエス・キリストにならう隣人への愛の精神を培い、文化の発展と福祉に貢献する人材の育成を目指すものである[PR 6]。
東北学院大学学則第1章第1条には、「東北学院大学は、キリスト教による人格教育を基礎として、広く知識を授けるとともに深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させ、もって世界文化の創造と人類の福祉に寄与することを目的とする。」とある[PR 7]。
当大学の建学の精神や教育方針を最も的確にしたものとして、旧東北学院中学部校舎の正面入口に掲げられていた「LIFE LIGHT LOVE」という標語の原形である「LIFE, LIGHT AND LOVE FOR THE WORLD」をスクールモットーとした。「命(生命の尊さ)と光(知識・希望)と愛(隣人愛)を世界のために」という意味である[PR 8]。
教育および研究編集
文系5学部、理系1学部、そして国内では数少ない教養学部を擁し、毎日の「大学礼拝」と「キリスト教学」(全学部全学科で必修科目として、1年次及び3年次の科目として履修)の学習による聖書の教えをもとにした、福音主義キリスト教に基づく教養教育(リベラル・アーツ)を重視している。
開校以来の伝統を継承する文学部総合人文学科(旧基督教学科)は、北関東以北で唯一の[要検証 ]神学教育機関であり、日本基督教団の牧師を始めとするキリスト教伝道者・教育関係者を育成している。
大正から昭和初期にかけ「英語の東北学院」と称され[誰によって?]、伝統的に英語教育に力を入れている。
「東北学院といえば英語、英語といえば東北学院」 といわれる[誰によって?]ようになった伝統がある。「東北学院の英語」は、永い苦節の中から、アメリカの母教会から派遣された英語教師によって基礎ができた。1922年(大正11年)、ハロルド・E・パーマーがロンドン大学教授から、文部省語学教育顧問として迎えられ、翌年英語教育研究所長となり「パーマーの教授法」「オーラル・メソッド」という教授法を普及させた。
ポール・ランバート・ゲルハード(音声学者・英語教育者、東北学院教授のロバート・H・ゲルハードの父)は、パーマーを積極的に支援協力し、研究所でも重要な位置を占めて参与した。 ゲルハードは学院の教室にオーラル・メソッドを導入した。パーマーの理想が、ゲルハードや山浦拓造の教授理念として確立した[6]。
学風および特色編集
創立時に欧米のリベラル・アーツ・カレッジをモデルとしている。
北関東以北に本部を置く私立大学では最大規模であるが、2016年度入学者は東北地方だけで95%以上を占めている[PR 9]。
沿革編集
(沿革節の主要な出典は公式サイト[PR 10][PR 11][PR 12][PR 13])
年表編集
- 1886年 - 押川方義、W.E.ホーイの協力により「仙台神学校」を開校。
- 1887年 - 東二番丁の本願寺別院跡に移転。
- 1888年 - D.B.シュネーダー夫妻が仙台着任。
- 1891年 - 校名を「東北学院」に改称。予科2年・本科4年・神学部3年に学制変更。
- 1893年 - 押川春浪により野球部設立。
- 1895年 - 予科・本科を改組、普通科5年・専修部2年(文科・理科)に。
- 1896年 - 島崎藤村が英語教師となる(翌年まで)。
- 1898年 - 理科専修部を廃止。
- 1901年 - シュネーダーが院長に就任。
- 1904年 - 神学部・専修部を専門学校令による専門科(3年、文学部・神学部)に改組。
- 1905年 - 専門科を専門部に、文学部・神学部を文科・神学科に改称。
- 1910年 - 校旗制定。
- 1916年 - 南六軒丁(現・土樋キャンパス)に専門部校地を取得。
- 1921年 - 校歌制定(ゾーグ作詞・作曲、青木義夫訳)。
- 1925年 - 神学科を専門部より分離、神学部(第1科・第2科)に。
- 1926年 - 専門部校舎(現・大学本館)竣工。創立40周年記念式典で押川、ホーイ、シュネーダーの三校祖が再会を果たす。
- 1927年 - W.E.ホーイ永眠。
- 1928年 - 押川方義永眠。専門部予科を廃止、専門部を4年制とする。
- 1929年 - 専門部を高等学部に改称、神学部を改組し本科・予科(3年)を設置。
- 1930年 - 高等学部師範科に専攻科(1年)を設置。
- 1931年 - 角田桂嶽教授の免職をめぐって理事会と教員らが対立し、学生をも巻き込む騒擾事件に発展する[7]。
- 1932年 - ラーハウザー記念東北学院礼拝堂竣工。
- 1933年 - 高等学部制帽を角帽から丸帽に改める[8]。
- 1936年 - シュネーダー院長退任。高等学部文科を文科第1部、師範科を文科第2部と改称。
- 1937年 - 東北学院神学部が日本神学校に合流(1943年廃止)[9]。高等学部を3年制とする。ヘレン・ケラーが東北学院を訪問[10]。
- 1938年 - D.B.シュネーダー永眠。
- 1942年 - 高等学部商科第2部を設置。
- 1943年 - 高等学部文科を募集停止、商科を高等商業部に改称。
- 1944年 - 東北学院航空工業専門学校を設置。
- 1945年 - 航空工業専門学校、東北学院工業専門学校に改称。
- 1946年 - 高等商業部を改組、東北学院専門学校(英文科・経済科)を開設。
- 1947年 - 工業専門学校が閉校。
- 1949年 - 教育基本法、学校教育法に基づき、専門学校は新制大学に昇格。文経学部を設置(専門学校の廃止は1951年)。
- 1951年 - 財団法人から学校法人に改組され、「学校法人東北学院」となる。
- 1953年 - シュネーダー記念東北学院図書館(現・大学院棟)竣工。
- 1962年 - 工学部を多賀城キャンパスに設置。
- 1964年 - 文経学部を文学部と経済学部に、文経学部二部を文学部二部と経済学部二部に分離。文学部に基督教学科を設置。大学院文学研究科を設置。
- 1965年 - 法学部と大学院経済研究科を設置。
- 1966年 - 大学院工学研究科を設置。
- 1968年 - 大学紛争発生(~72年)[11]。
- 1975年 - 大学院法学研究科を設置。
- 1979年 - 土樋キャンパス78年館(のちの1号館)竣工[12]。
- 1986年 - 東北学院創立100周年。
- 1988年 - 泉キャンパスに教養部(文・経済・法学部)を移転。
- 1989年 - 教養学部を泉キャンパスに設置。
- 1993年 - 住居表示の実施に伴い、泉キャンパスの住所が、泉区市名坂字天神沢9番地1から泉区天神沢二丁目1番1号に変更される。
- 1994年 - 大学院人間情報学研究科を設置。
- 1997年 - 大学院文学研究科にヨーロッパ文学史専攻とアジア文化史専攻を設置。
- 1999年 - 大学設置50周年。
- 2000年 - 文学部英文学科、経済学部経済学科と商学科に昼夜開講制を導入。
- 2001年 - 文学部基督教学科をキリスト教学科に。経済学部商学科を経営学科に、教養学部教養学科言語科学専攻を言語文化専攻に改称。キリスト教学科の募集要綱からキリスト者であることを除いた。
- 2002年 - 工学部機械工学科を機械創成工学科に、電気工学科を電気情報工学科に、応用物理学科を物理情報工学科に、土木工学科を環境土木工学科に改称。大学院経済研究科に経営学専攻を設置。
- 2004年 - 大学院法務研究科法実務専攻(法科大学院)を設置。
- 2005年 - 教養学部教養学科の3専攻を人間科学科、言語文化学科、情報科学科の3学科に改組、及び地域構想学科を開設。文学部史学科を歴史学科に改称。
- 2006年 - 東北学院創立120周年。工学部を機械知能工学科、電気情報工学科、電子工学科、及び環境建設工学科に再編し、工学基礎教育センターを開設。
- 2009年 - 経済学部を改組し、新たに共生社会経済学科を設置。経済学部経営学科は経営学部経営学科に改組。土樋キャンパス内に東北学院大学博物館を開設。
- 2011年 - 文学部を改組し、キリスト教学科は募集を停止。総合人文学科を新設。
- 2013年 - 大学院法務研究科法実務専攻(法科大学院)における、2014年(平成26年)の学生募集停止を決定。
- 2016年 - 東北学院創立130周年。
- 2017年 - 工学部を改組。電子工学科は募集停止。電気情報工学科が電気電子工学科に名称変更。新たに情報基盤工学科を設置。
- 2023年 - 情報、国際、人間科学、地域の4学部の新設を検討している[13]。
基礎データ編集
所在地編集
象徴編集
角帽・TG章編集
- 1901年(明治34年)頃から、シュネーダー院長の下に諸般の刷新が行われ、この年の末、普通科生徒の制帽(角帽)が定められた。当時生徒の実情から未だ制服までは着用困難の時代で、先ず制帽から始められた。同時に徽章の制定を促して、シュネーダー院長の腹案に従い、新任の図画の教師小泉成一の意匠として、背景にキリストの象徴である十字架を用い十字架の中心に東北学院の頭文字TGを据えている。それが校章に用いられ現在まで至っている。東北学院のシンボルマークでありTG章とも呼ばれる。[14]。
スクールカラー編集
校歌編集
百合の紋章編集
- 東北学院の百合の紋章(フルール・ド・リス)は大学体育会の紋章(マーク)として昭和30年代の半ばに考案され、現在でも東北学院大学体育会の紋章として使用されている。百合は、キリスト教では「愛」「正義」「勇気」「真実」を表す象徴とされ、主に明治期に創立された同じくプロテスタント系ミッションスクールである明治学院、青山学院、立教学院、横須賀学院などが紋章、マーク、或いは校章として主に使用して来た経緯がある。
東北学院の体育会紋章は、百合の紋章の全体図に、正義の剣に信仰の十字架を配したもので、帯に記された文字はTGAA(東北学院体育会)をデザインしており、左から「東北学院」の略称である「T」と「G」を重ね文字で表し、TGに続くAAは「athlete association」の頭文字、つまり「体育会」の表記になっている。東北学院創立80周年記念事業の際、体育会独自の事業として記念誌を編集し、この徽章を使用したことにより各部に広まった。幹事会のほか主将、主務にも配ったことでさらに広まり、東北学院大学の紋章として各部で使用されている。現在は、軟式野球部は帽子、準硬式野球部はユニフォームの左肩とストッキングに、硬式野球部もストッキングに百合をあしらっている(かつては帽子のマークと左肩に使用)[15]。
教育および研究編集
組織編集
学部編集
大学院編集
附属機関編集
研究所編集
- キリスト教文化研究所
- 東北産業経済研究所
- 経営研究所
- 社会福祉研究所
- 英語英文学研究所
- 教育研究所
- 東北文化研究所
- ヨーロッパ文化研究所
- 宗教音楽研究所
- 工学総合研究所
- 人間情報学研究所
- 法学政治学研究所
- アジア流通文化研究所
センター編集
- カウンセリング・センター
- オーディオ・ヴィジュアルセンター
- 教職課程センター
- 情報処理センター
- 産学連携推進センター
- 入学試験センター
- 工学基礎教育センター
- ハイテク・リサーチ・センター
- バイオテクノロジー・リサーチ・コモン
図書館編集
- シュネーダー記念中央図書館(土樋キャンパス)
- 多賀城キャンパス図書館(工学部分館)
- 泉キャンパス図書館(泉分館)
博物館編集
研究編集
私立大学学術研究高度化推進事業編集
学生生活編集
サークル・課外活動編集
- 1.学生会 (文・経済・経営・法・教養学部)
- 総合役員会
- 〜総合役員会は、学生の要望をまとめ、学内の問題や学生会行事について審議する学生総会に次ぐ第二議決機関として11団体で構成されている。〜
- 学生会代議委員会、英字新聞会(休部)、応援団、学生アルバイト委員会、クラブ幹事会、経済・経営学生ゼミナール協議会、新聞会、セツルメント会、体育会常任幹事会、文化団体連合会、放送会
- 体育会
- 〜体育会には43団体が所属しており、体育会常任幹事会がその所属団体を統括している。〜
- 合気道部, アメリカンフットボール部、空手道部、弓道部、剣道部、硬式野球部、ゴルフ部、サイクリング部、サッカー部、山岳部、自転車競技部、自動車部、柔道部、準硬式野球部、少林寺拳法部、水泳部、スキー部、スキューバーダイビング部、スケート部、相撲部、ソフトテニス部、体操競技部、卓球部、軟式野球部、ハンドボール部、馬術部、バスケットボール部、バドミントン部、バレーボール部、フェンシング部、ボウリング部、ボート部、ボクシング部、洋弓部、ヨット部、ライフル射撃部、ラクロス部、ラグビー部、陸上競技部、レスリング部、ワンダーフォーゲル部、硬式テニス愛好会男子、硬式テニス愛好会女子
- 文化団体連合会(文団連)
- 〜文化団体連合会には、文科系のサークルが所属。〜
- 映画部、英語英文学研究部、英語会(ESS)、演劇部、奇術研究会、キャロラーズ(女声合唱団)、グリークラブ(男声合唱団)、軽音楽部(T.M.S.)、考古学研究部、写真部、萩鳳会(法律の勉強)、将棋部、書道研究部、釣友会、地理研究部、ハイキング部、ヒムネンコール(混声合唱団)、美術部、プレクトラムソサエティー(マンドリン中心の管弦楽)、邦芸部(茶道・華道)、漫画研究会、落語研究会、旅行研究会、The Catching Tomorrow(TCT:コンピュータ)紙芝居クラブ
- クラブ連合会
- 〜体育会、文化団体連合会とは別になる体育系と文科系のサークルが所属。〜
- 体育(10団体)- クラブ連居合道部、クラブ連空手道部、クラブ連剣道部、クラブ連サッカー部、クラブ連卓球部、クラブ連テニス部、クラブ連バスケットボール部、クラブ連バドミントン部、クラブ連バレーボール部、クラブ連ヨット部
- 文化(7団体)- クラブ連温泉研究会、クラブ連軽音楽部、クラブ連現代文化研究会、競技麻雀団体 三色同好会、クラブ連放送メディア研究会、クラブ連旅行研究会、クラブ連ノートテイクサークル
- 吹奏楽団(S.W.E.シンフォニック・ウインド・アンサンブル)はサークル団体として組織されており、かつては全日本吹奏楽コンクールの常連であった(最後の全国大会出場は2002年)。
- 特別団体(47団体)
- 〜大学のサークルとして公認された団体。〜
- 基礎スキー愛好会、球技研究会、けん玉同好会、剣道愛好会、祭友会、室内合奏団、推理小説研究会、卒業記念アルバム制作実行委員会、卒業祝賀実行委員会、ソフトボール愛好会(VTEC)、ソフトテニス愛好会stage、チアリーディングチーム、手打ちそば研究会、テニス愛好会Fine、天文同好会、東洋哲学研究会、トリム運動研究会、日本語ボランティアサークルHANDS、バドミントン同好会、バレーボールクラブ ZONE、フォークソング愛好会、フライングディスク・アルティメット、サークルUnchain(アンチェイン)、古着愛好会、フランス文化愛好会(休部)、文芸同好会、民俗学研究会、モーターバイク愛好会、幼稚園英語活動サークル、料理研究会、Ausdruck(アウスドルック:ジャグリング)、Bridge(ブリッジ:留学生へのサポート、Dance Factory's、Extend Hobby Sports(球技)、GUYS(ガイズ:国際交流)、LIBERO(リベロ:サッカー・フットサル)、POCKET'S(ポケッツ:ビリヤード、reMix(リミックス:アカペラ)、SEASON(シーズン:スポーツ全般)、Selfish(セルフィッシュ:球技全般)、SKP(エスケービー:スポーツ新聞発行)、SOUND OF NO GENERATION(映画・音楽等カルチャー研究)、SPAβ(スパーシュ:バスケットボール)、SURGE(サージ:サーフィン)、S.W.E.(吹奏楽部)、TGタイクラブ(休部)、VS-ALL ROUND SPORTS-、4-LEAVES(仙台のまち起こし)
- 2.工学部学生会
- 学生会(4団体)
- 〜多賀城キャンパスで学ぶ工学部学生が所属する各サークルを統括する組織として4団体で構成。〜
- 学生会執行委員会、応援団、基督教青年会(S.C.A)代議委員会
- 体育部(27団体)
- 〜工学部学生会の体育部には27団体が所属し、文科系学部の学生で構成される体育会とは別に組織され、スポーツを楽しむ学生を主体に活動を行っている。〜
- 合気道部、アメリカンフットボール部、オフロードバイクサークル、カート部、空手道部、弓道部、剣道部、硬式庭球部、ゴルフ部、サッカー部、山岳部、自動車部、柔道部、準硬式野球部、少林寺拳法部、スキー部、ソフトテニス部、ソフトボール部、躰道部、卓球部、ハンドボール部、バスケットボール部、バドミントン部、バレーボール部、洋弓部、ラグビー部、陸上部
- 文化部(16体)
- 〜20団体で構成される工学部学生会文化部は、文化団体連合会などにはない独自のサークルも多く、多賀城キャンパスを拠点に活発なクラブ活動を展開している。〜
- 囲碁・将棋部、英語会(E.S.S.)、エコノパワー研究会、環境土木工学研究会、視覚文化研究会、シミュレーション研究会、写真部、書道研究部(休部)、通信部、釣友会(休部)、天文部、美術部、フォークソング部、ロックバンド部、ロボット研究会、T.G.Machina ものづくり工房
- その他公認団体(3団体)
- ダンス愛好会(休部)、撞球会、TG sign
スポーツ編集
- 東北学院大学スポーツ特別強化プロジェクト
- スポーツを教育の一貫と捉えた特別強化プロジェクト。特別強化の対象スポーツを「硬式野球」と「女子バスケット」に絞り、人材を集め、全国大会で戦える組織とする。このプロジェクトには、言うまでもなく結果も求められている。
- 硬式野球部は仙台六大学野球連盟に加盟している[19]。
- バスケットボール部は東北大学バスケットボール連盟に加盟している[20]。
- 準硬式野球部は全日本大学準硬式野球選手権大会で優勝1回、準優勝7回の実績がある[21]。
- サッカー部は第4回全国大学サッカー選手権大会で準優勝している。
総合定期戦編集
大学関係者と組織編集
歴代学長編集
大学関係者一覧編集
施設編集
キャンパス編集
2005年(平成17年)、東北大学が青葉山新キャンパス[PR 16] の整備方針を策定した際、同大学の片平キャンパス南地区から電気通信研究所などを移転させて跡地を売却する方針も決めたため、本学は土樋キャンパスに隣接する同地を取得して一体整備する計画を立て[24][25][PR 17]、2020年(令和2年)度までに泉キャンパスを土樋地区に統合整備する計画を策定した[24]。しかし、2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による被害が多額にのぼった東北大学が、売却益より移転費用の方が上回る見込みの片平キャンパス南地区の売却を断念したと6月2日に報道された[25]。
2016年(平成28年)12月20日、仙台市が設置した仙台市立病院跡地購入事業者選定委員会は、約1万7500平方メートルの跡地の売却に関する優先交渉者として東北学院を選定したことが明らかとなった。売却額は44億円。これによって東北学院は、2021年(令和3年)をめどに東北学院大の教養学部(泉区)と工学部(多賀城市)を跡地に集約し、近接する同大土樋キャンパス(青葉区)と一体的に整備する方針と報じられている[26][27]。
土樋キャンパス編集
- 使用学部:文学部・経済学部・経営学部・法学部 (各3・4年)
- 使用研究科:文学研究科、経済研究科、法学研究科
- 交通アクセス:仙台市地下鉄南北線の五橋駅または愛宕橋駅から徒歩5分。JR東日本および仙台市地下鉄の仙台駅から徒歩20分。
当キャンパスは、北側を南六軒丁通り[注 1]、東側を猿曳丁通り[注 2]、南側を土樋通り[注 3]、西側を米ケ袋鹿の子清水通[注 4]に囲まれる街区の多くを占める。東北大学片平キャンパスの南側に隣接する文教エリアにあり、周辺は閑静な住宅街である。
当地は広瀬川の河岸段丘である仙台中町段丘と同段丘より一段低い仙台下町段丘にまたがっており、両段丘の間の段丘崖の地形に沿って南西方向に凸の弧状の街区を形成している。当キャンパスは、段丘崖上に並ぶ仙台藩上級家臣の3邸宅(西から佐藤家、柴田家、砂金家)跡地[PR 18] を明治になって継いだデフォレスト邸、ブラッドショー邸、明善分寮などの跡地[29]、および、段丘崖下の町人地に広がっている。正門がある南六軒丁通りは、江戸時代にその東端近くで四ツ谷用水支流と交差しており、ここを境に西側が侍屋敷、東側は奥州街道・田町の町域となっていた。
住所の「土樋」は段丘崖下の町人地の町名に由来し、江戸時代は仙台弁の影響で「つっとい」と読んだが、現在は共通語・標準語に基いて「つちとい」と読む。
多賀城キャンパス編集
- 使用学部:工学部
- 使用研究科:工学研究科
- 交通アクセス:JR仙石線・多賀城駅から徒歩10分。JR東北本線・国府多賀城駅から徒歩20分・塩釜駅から徒歩25分。
- 以前は一部東北本線利用者以外の大半が仙石線多賀城駅を利用していたが、東北本線国府多賀城駅が出来たことで混雑を回避しこちらに乗る利用者も多くなった。
1942年(昭和17年)から多賀城村(当時)に建設開始され稼動した多賀城海軍工廠は、第二次世界大戦後の占領期に進駐軍「キャンプ・ローパー」として使用された。その跡地は広大であり、現在は多賀城駐屯地、東北管区警察学校、多賀城市文化センター、仙台港臨海工業地区などに転用されている。当キャンパスもその跡地の一部に設置されており、進駐軍完全撤退後の1961年(昭和36年)9月25日に東北財務局に払い下げ申請し、1962年(昭和37年)4月1日に多賀城町(当時)に開設した[PR 19]。
キャンパス内には稲荷殿古墳という小型の円墳があり、1981年(昭和56年)と1982年(昭和57年)に、大学が発掘調査を実施して、7世紀後半の築造と推定した[30]。
多賀城駅からキャンパスの方向を見ると、「工学部礼拝堂」の十字架を望見することができる。打放しコンクリートの近代的な礼拝堂には、毎日「大学礼拝」のため、多くの教職員・学生が集まり、祈りをささげている。
礼拝堂の手前には、工学専門図書を収集している「多賀城キャンパス図書館(工学部分館)」と、トレーニングルームや武道場を設けている「工学部体育館」がある。礼拝堂を中心に霊育・知育・体育の教育施設が設置されており東北学院の教育の特徴を総合的にあらわしている。当キャンパス礼拝堂には、ドイツ(ベルリン)のカール・シュッケ社(de:Karl Schuke Berliner Orgelbauwerkstatt)製のパイプオルガンが設置されている。
近年は、隣接している国有地の取得や、老朽化している施設の解体整理を進めており、「工学基礎教育センター」の開設など、教育施設の拡大充実を図っている。なお、同キャンパス内には東北学院幼稚園がある。
泉キャンパス編集
当キャンパスは1965年(昭和40年)に泉町(当時)において用地取得され、1972年(昭和47年)に当時の東北学院高等学校榴ケ岡校舎が東北学院榴ケ岡高等学校として、現榴岡公園の地から移転した。1986年(昭和61年)の東北学院100周年にあわせ更に造成され、東北学院総合運動場として利用された(現在は東北学院陸上競技場などがある)。泉市(当時)が仙台市に合併された1988年(昭和63年)に文系学部の教養部が当地に移転し、仙台市が政令指定都市に移行した翌1989年(平成元年)に教養学部が新設された。
約10万坪の広さと最新の教育施設を誇る、豊かな自然に囲まれた最も恵まれたキャンパスである。また、1200名を収容できる当キャンパス礼拝堂にはフランスのアルフレッド・ケルン社(de:Alfred Kern & fils)によるフレンチ・クラシカルオルガンが設置されている。
文化財(建造物)編集
国の重要文化財「デフォレスト館」(東北学院旧宣教師館)編集
2016年(平成28年)7月、「現存する日本最古の旧宣教師館」である「デフォレスト館」が「東北学院旧宣教師館」として国の重要文化財に指定された[注 5]。「明治20年代初め」という建築年代については、調査結果から「明治20年(1887年)の冬」であることが確認された。これにより、「デフォレスト館」が「現存する日本最古の旧宣教師館」であることが裏付けされたことになった。[32][33]
国の登録有形文化財「東北学院大学本館」「正門」編集
キャンパス内には多数の建物が所狭しと建っているが、中でもアメリカ人建築家のJ・H・モーガンが設計したカレッジ・ゴシック様式の2つの建物が目を引く。1つは土樋キャンパスのシンボルであり、重厚な正門を入って正面に位置する「東北学院大学本館」である。
1925年(大正14年)に旧・専門部校舎として建てられ、現在は法人本部が使用している。2014年(平成26年)に国の登録有形文化財に登録された。1923年(大正12年)の関東大震災後に建設が計画されたことから、耐震性も念頭に置いた構造となっており、鋼鉄の窓枠やリノリュームの床はアメリカからの輸入、外壁には秋保の自然石が用いられている。
外形を凝灰岩の秋保石を使った石張りにすることで、冬は暖かく夏は涼しい。外部の装飾は少なく、重厚さを感じさせる。壁が厚く、柱が太い円柱であり、入り口が半円形のアーチ状な特徴がある。城塞の建築様式に近く、ゴシック様式に併せてノルマン様式の特徴を併せもち、学校建築としては東洋一と称せられた[34][誰によって?]。
23万円という当時における巨額の工費[要検証 ]は、国内外の多くの篤志家からの献金によって賄われた。1978年(昭和53年)の宮城県沖地震で外装の石材が一部剥離したが、その後補修され、東日本大震災でもその堅牢さが証明された。また、2021年7月16日、文部科学省文化審議会は土樋キャンパスの正門を現存するJ・H・モーガン作品として国の登録有形文化財に答申した。今後、答申を踏まえ、官報告示を経て、登録手続が行われる[35][36][37][38]。尚、横浜外国人墓地正門1920年(大正19年)も、J・H・モーガンが設計している。
国の登録有形文化財 「ラーハウザー記念東北学院礼拝堂」編集
もう1つは本館の右手にあり、作家の伊藤整が「日本の大学のチャペルで最も美しい。」と絶賛した[要出典]「ラーハウザー記念東北学院礼拝堂」である。
名称にある「ラーハウザー」とは、第2代院長であるD・B・シュネーダーが米国にて募金活動を行った際、それに賛同し、献金を寄せた、エラー・ラーハウザー嬢に由来する。
1932年(昭和7年)3月に完成した当礼拝堂は、地下1階地上2階建ての南北に長い鉄筋コンクリート造建築で、十字形の礼拝堂の南に玄関とホール、北に教壇を構え、両脇とホール2階も聴衆席としている。扁平尖頭アーチの縦長窓や笠付の柱形が垂直性を強調するネオ・ゴシック様式・カレッジ・ゴシック様式の外観で、外形に凝灰岩の秋保石を使った石張りにすることで、冬は暖かく夏は涼しい。外部の装飾は少なく、重厚さを感じさせる。壁が厚く、入り口や窓の上が半円形のアーチ状な特徴がある。また教会堂(礼拝堂)ではステンドグラスが採用され、明かり窓の数も多く内部の明るさを増している。城塞の建築様式に近い、これらのノルマン様式の特徴を併せもつ。本館とともに大学の核を構成している。
1932年(昭和7年)に建てられた当礼拝堂は、約900名を収容でき、正面からイエス・キリストの昇天の場面を極彩色で描いたステンドグラスが見える。高さ約4.4メートル、幅約3.5メートル。これは「ヴィクトリア朝のステンドグラス復興の指導的工房」英国のヒートン・バトラー&バインHeaton, Butler and Bayne(以下HBB)工房で制作されたもので、同社制作のものは当時国内にはほか2ヵ所に設置されていたという。しかしその内の1つ「yokohama christchurch/横浜クライスト・チャーチ(横浜山手聖公会)J・H・モーガンが設計」の作品は1945年(昭和20年)に焼失。もう1つは神戸の邸宅に設置されたもので現存せず、今はこの作品しか遺されていない[39]。東北学院大学が世界に誇るステンドグラスである。キリストと天使たちの衣は同じ黄色でも異なる色で表現。D・B・シュネーダーが横浜のアメリカ人建築家モルガン、HBB工房に注文を出した際の手紙では「天使の数を減らし、キリストを目立たせるように」と指示している。さらに、中央にキリスト教の聖地、エルサレムを強調して描くことで、「仙台をエルサレム(聖地)に」と思料したのである。
ステンドグラスの横には、かつて活躍し、形のみを残した米国モーラー社(en:M. P.Moller)製のパイプオルガンが、北関東以北で最も古いパイプオルガンとして現存している。現在は、ドイツ(ハンブルク)のルドルフ・フォン・ベッケラート社(de:Rudolf von Beckerath Orgelbau)による、ネオ・バロックスタイルのパイプオルガンが使用されている。この建物もまた2014年(平成26年)に国の登録有形文化財に登録された[40][41]。なお、礼拝堂地下室には、「東北学院史資料センター」[42][43] がある。
国の登録有形文化財 「東北学院大学大学院棟」(旧シュネーダー記念東北学院図書館)編集
この他に「東北学院大学大学院棟」(旧シュネーダー記念東北学院図書館)も国の登録有形文化財に登録された。
シュネーダーの描いたマスター・プランの実現には、大戦をはさんで実に28年の歳月を要した。西半を吹抜けの閲覧室、東半を各階書庫とし階高を抑えた鉄筋コンクリート造5階建であるにもかかわらず、縦長窓を巧妙に配して3階建風にまとめ、均整のとれた外観となっている。1階と3階にそれぞれ2層吹抜けの閲覧室を配し、5層の書庫、10室の教授研究室等を備えたこの建物は、当時日本の大学のどこに比べても遜色のない最新式図書館と言われ賞賛された[誰によって?]。東北学院大学本館北東に西面し、学院の核を構成している。ロバート・H・ゲルハードを記念したゲルハード記念室を有する[44]。
これらの建造物は1926年(大正15年)から1953年(昭和28年)にかけて、順次、建てられたものである。
3棟の配置については「中央に院長室等を含む管理と教場の本館を、東側(左手)には知性と学識の宝庫としての図書館、西側(右手)に霊性の陶冶を目指す講堂を兼ねた礼拝堂を置き、知識の訓練と霊性の訓練の実現を目指す」(『東北学院時報』61号、1925年(大正14年)7月発行)と、D・B・シュネーダー院長が明快にその意図を述べている[PR 20][45]。
対外関係編集
地方自治体等との協定編集
- 仙台学長会議
- 宮城の将来ビジョン(富県宮城の推進)
- 河北新報社との連携
- 多賀城市との連携教育に関する協定
- 宮城県教育委員会との包括連携協力に関する協定及び、高大連携特別授業の公開等に関わる協定
- 仙台市教育委員会との連携協力に関する覚書(小学校外国語ヴォランティア活動及び、小学校授業参観)
- 仙台商工会議所との包括連携に関する協定
- 仙台市泉区における大学と地域との連携協力
- 国土交通省東北地方整備局との連携
- 株式会社ロフトとの連携協力に関する協定[47]
- ベガルタ仙台との地域活性化に貢献することを目的とした包括連携に関する協定[48]
- 「新しい東北」地域資源発掘モデルスクール事業 『宮城はっぷん塾』
- 岩手県宮古市との連携協力(「みやこ・イングリッシュ・キャンプ」、「宮古・ニュートン・スクール」、「小中学生ものづくり体験教室」)[49]
- みやぎおかみ会及び公益財団法人仙台観光コンベンション協会との提携講座の開講(「おもてなしの経営学」)[49]
- 「宮城県、仙台市、宮城県内9大学等、七十七銀行、仙台銀行及び仙台商工会議所の 連携・協力に関する協定」[50]
- 北海道との連携協定を締結(2021年9月1日)北海道出身者を始めとする学生の北海道内へのUIJターン就職の促進を図る[51]
他大学との協定編集
- 海外における協定校
- アーサイナス大学(en:Ursinus College)
- フランクリン・アンド・マーシャル大学( en:Franklin & Marshall College)
- ビクトリア大学(en:University of Victoria)
- ラインマイン大学(en:RheinMain University of Applied Sciences)
- トリア大学(en:University of Trier)
- アウクスブルク大学(de:Hochschule für angewandte Wissenschaften Augsburg)
- ルードヴィヒスハーフェン経済大学(de:Hochschule für Wirtschaft und Gesellschaft Ludwigshafen)
- サヴォア大学(en:Universite de Savoie)
- ソフィア大学(en:Sofia University)
- 南開大学(en:Nankai University)
- 山東大学(en:Shandong University)
- 北京第二外国語大学(en:Beijing International Studies University)
- 平澤大学校(en:Pyeongtaek University)
- 梨花女子大学校(en:Ewha Womans University)
- 韓国外国語大学校(en:Hankuk University of Foreign Language)
- 東義大学校(en:Dong-eui University)
- ソウル神学大学校(en:Seoul Theological University)
- ニューサウスウェールズ大学(en:University of New South Wales)
- 泰日工業大学(en:Thai-Nichi Institute of Technology)
- コンケン大学(en:Khon Kaen University)
- ノンラム大学(en:Ho Chi Minh City University of Agriculture and Forestry)
- アルスター大学(en:University of Ulster)
- 天主教輔仁大学(en:Fu Jen Catholic University)
- 明道大学(en:MingDao University)
- 世新大学(en:Shih Hsin University)
- 日本国内における大学間協定
姉妹校編集
- 宮城学院女子大学 - 校祖を同じくする同大学とは関係が深い。
社会との関わり編集
- メディアへの露出
- 2006年(平成18年)、映画「アヒルと鴨のコインロッカー」(原作:伊坂幸太郎)のロケ地の一つに選ばれ、泉キャンパス掲示板、2号館前の噴水、大学生協などで大塚寧々、瑛太、濱田岳などを迎え撮影が行われた。作中では、「青葉学院大学」として登場している。
- 2008年(平成20年)、TBS系列である東北放送(TBC)制作の深夜バラエティー番組『サンドのぼんやりーぬTV』の第2回放送で、新入生歓迎行事の模様が放送された。部員不足にあえぐ応援団とチアリーディングチームの新入生獲得を手伝うという設定で、お笑いコンビのサンドウィッチマンが登場。同学応援団やチアリーディングチーム、アメリカンフットボール部、放送会らと絡むシーンもある。TBCアナウンサーの名久井麻利はチアリーダー、サンドは学ランのコスプレを披露した。
系列校編集
東北学院大学の各教育機関は大学を頂点とする附属学校ではなく、学校法人東北学院の設置する学校である。学校法人のもとで平等の取り扱いを受ける独立した併設学校である。
東日本大震災と東北学院 編集
- 災害ボランティアステーション
- 「災害ボランティアステーション」を立ち上げたことで、現在100を超える大学と連携し、その事務局となっている。他の大学とのコミュニケーションが親密になり、また自治体、NPO、住民との関係も築くことができた。地元は元より、国内さまざまな組織と連携している。
- 東北学院大学震災のプロジェクト
- 東北学院大学教養学部地域構想学科 教授、社会学者(専門は災害) の金菱清教授(2020年より関西学院大学教授)とゼミ生たちによる東北学院大学「震災の記録プロジェクト」
- 2015年(平成27年)、東日本大震災から5年。東北学院大学、金菱清ゼミナールが行った「震災の記録プロジェクト」をまとめた本書である。このゼミの学生と指導教官である金菱清が2013年(平成25年)から始めたものである。
- 「私の夢まで、会いに来てくれた 3・11 亡き人とのそれから」
- 2018年(平成30年)、2月下旬に刊行された本書は2016年(平成28年)1月に刊行された『呼び覚まされる霊性の震災学 3・11生と死のはざまで』(東北学院大学震災のプロジェクト 金菱ゼミナール編 新曜社刊)と対をなすもので、震災で死去した家族の夢を見た遺族に聞き取りした話をまとめた本である。中央紙から地元紙、地元テレビ局も加わり、当日夜から翌日にかけてニュースとして放送され、新聞では『震災7年特集』として3月11日前後に掲載された。その後も共同通信社、時事通信社の配信により、特に関東以西の西日本のメディアによって大きく報道された。一方、東北学院大学のゼミ生は、報告会の後も要請に応えてラジオ番組に生出演し、取材に応じてくれた方々に上梓された本を届ける様子などの取材にも応え、様々なメディアで取り上げられた。
- 「ブルガリア共和国大使館」が震災後、諸外国の中で最初に東日本大震災で多大な被害を受けた東北学院大学を慰問。
- これは東日本大震災により、日本から避難していたブルガリア共和国大使館に代わり、ブルガリア共和国外務省からの「被災地慰問」の意向が 宮城県出身で、これまでブルガリア共和国の国際・イベントプロモーションを主催しブルガリア共和国の花であるブルガリアン・ローズ(burugariann・rose)の普及に努めていた東北学院大学OBに打診され、ブルガリア共和国外務省から正式に上記のOBに依頼されたことによる。
- 本趣旨を受けた上記OBの援助により、ブルガリアの歌手Valya Balkanska:ヴァリャ・バルカンスカ(ブルガリアン・ヴォイス)とペタル・ヤネフ(バグパイプ奏者)[53][54][55] を日本に招き、上記OBがブルガリア大使館一行に同行し、震災で壊滅的な被害を受けた宮城県東松島市を慰問した。その際、校舎が全壊し多くの犠牲者を出していた鳴瀬第一中学、鳴瀬第二中学を慰問。その後、ブルガリア共和国と東松島市は国際姉妹都市となっている。参照 外務省:ブルガリアによる被災地生徒受入れ[56]。また、本件では上記OBが親交のある「青山学院大学」の賛同、協力を得て 東京の青山学院・アスタジオにおいて、司会を行い、ヴァリャ・バルカンスカとペタル・ヤネフの「東日本大震災復興チャリティーコンサート」が開催された。この模様は青山学院・アスタジオから本学にテレビ中継されている。[57][58] また本イベントのチャリティーは上記OBと青山学院の意向によって「日本赤十字社」の東日本大震災義援金と「青山学院大学」から東北学院大学への義援金として納められている。
- 「関西学院大学」、関学大応援団総部(指導部・吹奏楽部・チアリーダー部)の総勢84人が東北学院大学を慰問。
- 東日本大震災で多大な被害を受けた東北学院大学を「関西学院大学」の応援団、チアリーダーチーム、吹奏楽部が慰問し、東北を元気に、復興応援企画「エール!笑顔ここから‼︎」と銘打ち東北学院大学、東北大学も参加し3大学合同パフォーマンスを披露した。キリスト教主義学校(ミッションスクール)として、明治の同時期に誕生し[59]、日本基督教団同盟校でもある「関西学院大学」は阪神・淡路大震災で学生15人と教職員ら8人が死亡するなど大きな被害を経験している(震災時、東北学院大学は関西学院大学に義援金援助)。関学の学生は「16年前の阪神・淡路大震災では多くの犠牲者を出して悲しみにくれたが、全国から多くの善意や励ましをもらった。今度は私たちができることをしたい。」「肉親を失い途方に暮れる毎日だったが、多くの方に支えていただき、励まされ、立ち直ることができた。今の私が在るのは、あの時の愛の励ましがあったから。(東日本大震災の深刻な状況に)当時が重なり、早く、早くいかなくてはと、居ても立ってもいられなかった。今度は私たちがお返しして、元気になっていただきたい。」と語った。学生たちの想いから始まった、東日本大震災の深刻な状況に発起した学生主導による慰問であった[60][61]。
脚注編集
注釈編集
出典編集
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- ^ 地域共生教育による持続的な「ひと」づくり「まち」づくり事業
- ^ みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成事業
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- ^ 東北大学バスケットボール連盟
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- ^ 令和3年度対東北学院大学定期戦の中止について | ニュース・お知らせ | 北海学園大学
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- ^ 3大学の応援団が被災地にエール-関西学院大学、東北学院大学、東北大学
公式サイトプレスリリース編集
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- ^ 建学の精神・理念|学校法人東北学院
- ^ 学部・学科一覧|東北学院大学 入試情報
- ^ 大学院|東北学院大学
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- ^ 東北学院の「建学の精神」(東北学院大学)
- ^ 本学教育の理念・目的(東北学院大学)
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- ^ “本学のあゆみ(1886年〜)”. 東北学院大学. 2019年5月30日閲覧。
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関連文献編集
- 東北学院百年史編纂委員会 『東北学院百年史』 学校法人東北学院、1989年
- 学校法人東北学院 『東北学院の歴史』 河北新報出版センター、2017年 ISBN 978-4-87341-366-2