東岳 (浮世絵師)

江戸時代の浮世絵師

東岳(とうがく、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴 編集

『増補浮世絵師人名辞書』によると、初代広重門人、新荘氏。作画期は安政の頃とされる。作として肉筆美人画の「墨田堤花見芸妓」が知られ、その画風は歌川派風で「島岳」の印章があるという。 なお、『国書総目録』第1巻によると、安政4年(1857年)刊行の『駿河名所図会』の作者に中島島岳という人物がいるが、同一人物かは未詳である。

参考文献 編集

  • 桑原羊次郎 『増補浮世絵師人名辞書』 教文館、1923年
  • 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。109コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』第2巻 大修館書店、1982年 ※142頁 「東岳・島岳」の項
  • 『国書総目録』第1巻 岩波書店、1989年