松浦 邦男(まつうら くにお、1927年3月21日[1] - 2019年9月18日)は、日本建築学者京都大学名誉教授工学博士

概略 編集

京都大学建築学教室で、後に第18代京都大学総長となる前田敏男に師事し、建築環境工学、特に光環境(照明)を研究する。相互反射をはじめとする照度計算方法の発展に尽力し、1995年に国際照明委員会 (CIE) 賞を授賞。また、2006年には「建築環境工学、特に光環境工学の研究・教育とその発展に対する貢献」に対して日本建築学会賞大賞を受賞している。2007年、瑞宝中綬章受章[2]

来歴 編集

この間、日本建築学会理事、照明学会副会長、日本照明委員会副会長などを歴任。

  • 2019年9月18日:肺炎のため京都市内の病院で死去[3][1]。92歳没。

主な著書 編集

  • 『建築照明』(大学講座建築学 環境編4)共立出版、1971年
  • 『照明の事典』朝倉書店、1980年
  • 『建築環境工学Ⅰ -日照・光・音-』(共著)朝倉書店、2001年

参考文献 編集

  • 上記図書の奥付
  • ReaD研究者情報

脚注 編集

  1. ^ a b 『現代物故者事典2018~2020』(日外アソシエーツ、2021年)p.500
  2. ^ 「2007年秋の叙勲 中綬章以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2007年11月3日朝刊
  3. ^ “松浦邦男氏が死去 京都大名誉教授、建築環境工学”. 京都新聞社. 共同通信. (2019年9月20日). https://web.archive.org/web/20190920213843/https://this.kiji.is/547757446859048033 2019年9月21日閲覧。 

外部リンク 編集