林平之(りん へいし)は、金庸武俠小説秘曲 笑傲江湖』に登場する重要人物の一人。

金庸小説の登場人物
林平之
姓名 林平之
称号 小林子
小説秘曲 笑傲江湖
門派 華山派
師父 岳不群
家族 林遠図 (義曾祖父)
王元覇 (外祖父)
林仲雄(祖父)
林震南 (父)
王夫人(母)
岳霊珊 (妻)
岳不群 (岳父)
寧中則 (岳母)
武術
得意技 辟邪剣法
翻天掌
華山剣法
武器
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生涯

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林平之は福建の福州府にある福威鏢局の御曹司として生まれた。女性のような美しい顔立ちで、もともと正義感のある性格であったが、武芸の腕前は凡庸であった。青城派総帥の余滄海の息子・余人彦が、酒場の女性に無礼を働いたことに腹を立てて喧嘩になり、彼を殺害してしまう。これを口実に青城派は福威鏢局を襲撃し、林家の家人をことごとく殺害していく。実は、これは余滄海の策略であり、福州に侵入していたのが余人彦だった。その目的は林家に伝わる無敵の剣法『辟邪剣譜』を奪うことにあり、余人彦はそのために必要な犠牲であった。

余滄海の襲撃で父母を失った林平之は、なりゆきから華山派の岳不群の門下となり、余滄海への復讐を誓う。だが、岳不群も『辟邪剣譜』を狙う一人であることは知らなかった。

もともと御曹司のため剣術は凡庸だが、岳霊珊が世話を焼くうちに二人は急接近していく。岳霊珊の想いは令狐冲から林平之へと移り、二人は恋仲になってついに結婚する。 だが、強い復讐心から、禁断の剣法『辟邪剣譜』を完全な形で習得してからは、岳霊珊への想いは消えてしまい、冷酷な性格へと変貌を遂げ、ついには岳霊珊の命を奪ってしまうことになる。

岳霊珊が令狐冲に残した遺言により生命までは奪われなかったが、結局は悲惨な末路を辿ることとなる。 最後まで復讐に取り付かれた悲劇の男である。

家系図

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林仲雄
 
 
 
 
 
王元覇
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
岳不群
 
寧中則
 
林震南
 
王夫人
 
王仲強
 
王伯奮
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
岳霊珊
 
 
 
 
 
林平之
 
王家駿
 
王家駒
 
 
 
 
 

演じた俳優

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