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枝切り酵素(debranching enzyme)は、枝切りアミロースデブランチングエンザイムとも呼ばれる。澱粉グリコーゲンのα-1,6グルコシド結合加水分解し、直鎖状のアミロースを生成する酵素の総称[1]。この中にイソアミラーゼプルラナーゼα-1,6グルコシダーゼR-酵素等が含まれる[2]


産業小史編集

  • 1973年、A.E.ステイラー社が澱粉液化液にグルコアミラーゼα-1,6グルコシダーゼを用いて糖化を行うと、グルコースブドウ糖収量がアップすることを発表。
  • 1978年、天野製薬(現・天野エンザイム)がBacillus sectramas起源のプルラナーゼを開発。
  • 1979年、通産省工業技術院発酵研究所(現・産業技術総合研究所)の高崎義幸が、Bacillus sectramas由来のα-1,6グルコシダーゼを澱粉糖化時にグルコアミラーゼと共存させると、ブドウ糖の収率が上がることを発表。
  • 1981年、林原 (企業) がグルコアミラーゼによる澱粉糖化時にイソアミラーゼを併用し、ブドウ糖収率が上がることを発表。
  • 1981年、ノボインダストリージャパンが性質を向上させたプルラナーゼを開発したと発表。Bacillus acidopulluliticus由来、商品名「ノボザイム」。
  • 1992年、天野製薬が耐熱性・耐酸性の向上したプルラナーゼを開発。バチルス属由来、商品名「シルバーラーゼ」(グルコアミラーゼとの混合品)。
  • 1992年、ナガセ生化学工業(現・ナガセケムテックス)がBacillus circulans由来のプルラナーゼを開発。
  • 1995年、大和化成Bacillus brevis由来の枝切り酵素を開発。
  • ソルベイ社(ジェネンコア社、現・ダニスコ社)が、組換え菌によるプルラナーゼを開発。Bacillus deramificansの産生するプルラナーゼの遺伝子をBacillus licheniformisに導入。2001年に日本国内で発売開始[2]

関連項目編集

出典編集

  1. ^ 『澱粉の科学と技術』 ISBN 978-4990528706
  2. ^ a b 「日本酵素産業小史」日本酵素協会、2009年5月