桐木千寿

日本の芸妓、華道家

桐木千寿(きりき・ちず、1951年9月9日- 大阪府出身)は元祇園甲部芸妓華道家。芸妓名は「豊千代」(とよちよ)であった。

桐木は呉服屋を生業とする家庭に育ち、6歳から日本舞踏を習い、その故あって花街に興味を抱く。

高校に入学したもの、花街への憧れを捨てきれず、中退。1968年、舞妓として「店出し」(披露)し、芸妓の道を歩む。以後、お座敷や都をどりにとどまらずメディアへの活躍を果たし、パルコのポスターのモデルに抜擢される。そのポスターは完売、盗難されるほど一躍人気を得た。

また、白洲次郎などの著名人との交流を深め、1988年に引退し、華道家に転身した。1999年、花街文化を伝えるべく甘味喫茶兼小物店、『花彩』を開業。華道のほか、実業家として国内外で活動し、現在に至る。

参考文献 編集

  • 『愛され上手になる 祇園流・女磨き』講談社、2007年

関連項目 編集

外部リンク 編集