棺桶島』は、畑亜貴の1作目のオリジナルアルバム1996年12月20日に当時音楽出版ジュンアンドケイの管理下にあった[1]自主制作レーベルのAmzphere Worksより発売された(AMZ-96001)[2]1999年1月25日[3]には2曲を追加し、ディスクユニオンのレーベルであるArcangeloより再発された(ARC-1046)。

棺桶島
畑亜貴スタジオ・アルバム
リリース
録音 1995年-1996年 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
レーベル Amzphere Works, Arcangelo
畑亜貴 アルバム 年表
棺桶島
1996年
世界なんて終わりなさい
(1999年)
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概要 編集

畑亜貴名義では初のフルアルバムである(なお本作以前に『畑亜貴・1』『畑亜貴・2』『畑亜貴・3』のカセット作品を制作、販売していた)。畑による打ち込みと、(当時のバンドである)AKI BLAME akiのギタリストで、後に月比古にも参加する並木晃一のギターにより演奏・制作されている。

本作は本来、後に月比古の作品として発売される『弦は呪縛の指で鳴る』のデモテープとして制作されたが、プロデューサーから「世界観はまとまってるから、このまま出しちゃおうか?」と薦められ、「『とりあえずこっちを先に出して、バンド編を後に出しましょう』という事になって」(畑)、先行発売されたという[4]。しかし諸事情により『弦は呪縛の指で鳴る』の制作は遅れ、世に出たのは9年後の2005年であった。

収録曲『棺桶島』のモデルになっているのは、モーリス・ルブランの小説、『三十棺桶島』である[5]

収録曲 編集

  • 作詞・作曲・編曲は全て畑亜貴自身が担当している。
  1. 天狼星(1995.2.23 LIVE OPENING)
  2. 棺桶島
  3. 不可侵
  4. 囚われる
  5. 離宮
  6. 卑金属
  7. 涙の木には叫ぶ花
  8. 加虐
  9. 咀嚼夢魔
  10. メソポタミア(1995.6.28 LIVE OPENING)
  11. 赤い蝋燭(深海バージョン) (ボーナストラック)
  12. カプセル (ボーナストラック)

脚注 編集

  1. ^ AKI BLAME aki HOME PAGE - ウェイバックマシン(1996年12月26日アーカイブ分)
  2. ^ AKI BLAME aki HOME PAGE - ウェイバックマシン(1996年12月26日アーカイブ分)
  3. ^ 「棺桶島(発売広告)」『Arch Angel』第9号、ディスクユニオン、1999年、94頁。 
  4. ^ 「Interview 畑亜貴」『EURO-ROCK PRESS』第27号、マーキー・インコーポレイティド、2005年、10-11頁。 
  5. ^ 竹川真「『破滅系』からの声 ─畑亜貴─」『Arch Angel』第9号、ディスクユニオン、1999年、70頁。 

外部リンク 編集