橘末茂
橘 末茂(たちばな の すえしげ/すえもち)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。官位は従五位下・甲斐守。
時代 | 平安時代初期 - 前期 |
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生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
官位 | 従五位下・甲斐守 |
主君 | 仁明天皇→文徳天皇→清和天皇 |
氏族 | 橘氏 |
経歴
編集承和9年(842年)正六位上・左京少進の官位にあったが、同年7月に発生した承和の変に連座して、飛騨権守に左遷される。なおこの時に上官であった、左京大進・紀貞嗣も上総権掾に左遷されている。
その後赦されたらしく、嘉祥3年(850年)従五位下に叙爵し、翌嘉祥4年(851年)下総守に任ぜられる。
清和朝に入ると、天安3年(859年)刑部少輔に任ぜられて京官に復す。貞観4年(862年)2月に中務少輔に遷るが、同年6月には甲斐守として再び地方官に転じている。
官歴
編集『六国史』による。