武田山トンネル
武田山トンネル(たけだやまトンネル)は、広島県広島市安佐南区にある山陽自動車道のトンネル。
概要 | |
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位置 |
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座標 | 北緯34度27分51.2秒 東経132度27分10.5秒 / 北緯34.464222度 東経132.452917度座標: 北緯34度27分51.2秒 東経132度27分10.5秒 / 北緯34.464222度 東経132.452917度 |
現況 | 供用中 |
所属路線名 | E2 山陽自動車道 |
起点 |
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終点 |
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運用 | |
開通 | 1988年(昭和63年)12月7日[1] |
所有 | 西日本高速道路株式会社 |
通行対象 | 自動車 |
技術情報 | |
全長 |
1840 m(上り線)[2] 1770 m(下り線)[3] |
道路車線数 | 片側2車線 |
概要
編集住宅密集地の直下、土被り20メートルから70メートルにある[4]。トンネル掘削時は、上部半断面先進ベンチ工法による新オーストリアトンネル工法が採用された[4]。採掘は両方向から行われ、掘削時の地質は広島型花崗岩類であった[4]。その後、1988年(昭和63年)12月7日に、広島ICから広島JCT間が開通すると共に供用が開始された[1]。上り線のトンネル(福山・岡山方面)の延長は1,840メートルで[2]、下り線のトンネル(岩国・北九州方面)の長さは1,770メートルである[3]。
2000年(平成12年)5月3日に発生した、西鉄バスジャック事件では、バスを下り線トンネル内に停車させた犯人から「男は全員降りろ」と指示があり、男性客が全員降車するという出来事もおきた[5]。また、本トンネル内部はサグ部と呼ばれる、目の錯覚による気が付きにくい勾配になっているため[6]、特に下り線では知らず知らずのうちに速度が低下して、年末年始や大型連休の際に渋滞を引き起こすことがある[7]。 また、事故多発区間としても知られている。
追記事項
編集- 上り線トンネル内部には換気設備用のトンネル天井板が数か所にわたって存在していたが、2010年(平成22年)9月に実施された工事によって撤去された[8]。
- 上下線共にトンネル内部は車線変更禁止に指定されていたが、2022年に禁止は解除された。
隣
編集周辺施設
編集脚注
編集- ^ a b “中国支社の歴史(あゆみ)”. 西日本高速道路株式会社. 2016年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月30日閲覧。
- ^ a b Google Inc. (2022年9月). “山陽自動車道”. Google ストリートビュー 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b Google Inc. (2023年12月). “山陽自動車道”. Google ストリートビュー 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b c 日本道路公団広島建設局 (1988年10月). “住宅密集地直下における硬宕機械掘削” (PDF). 土木学会. 2025年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月4日閲覧。
- ^ “17歳の少年はなぜ犯行に及んだのか 西鉄バスジャックの真実”. ザ!世界仰天ニュース. 日本テレビ放送網 (2023年5月16日). 2025年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月4日閲覧。
- ^ RCCラジオ 「ドライブエスコート」 (2008年6月27日). “知っとるNO.21「高速道路で渋滞しやすい場所って知っとる?」”. 中国放送. 2025年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月4日閲覧。
- ^ “お盆時期の高速道路における主な渋滞 (ピーク渋滞長30km以上)” (PDF). 中日本高速道路. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “山陽自動車道 広島ジャンクション~広島インターチェンジ上り線の2夜間通行止めを実施します!― トンネル内の快適性・安全性向上のためにご協力ください ―”. 西日本高速道路. 2025年1月3日閲覧。