気狂いキツツキ

1941年公開のウォルター・ランツ監督作品

気狂いキツツキ(きちがいキツツキ、: Woody Woodpecker)は、『ウッディー・ウッドペッカー』シリーズの最初の短編アニメーション映画である。1941年7月7日に劇場公開されたこの映画は、ウォルター・ランツ・プロダクションが製作し、ユニバーサル・ピクチャーズが配給した[1][2]

気狂いキツツキ
Woody Woodpecker
監督 ウォルター・ランツ
原案 ベン・ハーダウェイ英語版
ジャック・コスグリフ
製作 ウォルター・ランツ
出演者 メル・ブランク
バーニス・ハンセン英語版
ダニー・ウェッブ
ディック・ネルソン
音楽 ダリル・コーカー英語版
製作会社 ウォルター・ランツ・プロダクション
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 1941年7月7日
上映時間 6分55秒
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
次作 ハチャメチャドライブ
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ウッディー・ウッドペッカーが登場するのは本作が2回目で、アンディ・パンダの短編アニメーション『キツツキとパンダ一家』でデビューした。

本作のワーキングタイトルは『Cracked Nut』である。

ストーリー 編集

イカれたキツツキウッディーは、大声で歌いながら木の穴をつついている。さらにイカれた行動で森の住民たちとトラブルになる。 木から落ちたウッディーは、リスたちが自分のことを噂しているのを耳にする。自分のクレイジーさを宣言する歌を歌ったばかりだというのに、彼らのささやかな告発を否定した。しかし、リスと鳥に騙されて銅像に頭をぶつけてしまうと、頭の中で謎の声を聞き、動物たちが正しいのかもしれないと考えだして病院に行く。しかし、彼を診察したホレス・N・バギー博士というキツネの医者も、少し頭がおかしかったため、事態はさらに悪化する。病院の中で暴れまわり、車椅子に医者を乗せて机に突っ込む。ウッディーは映画館の観客席に投げ出されてしまう。スクリーン上で医者がおかしくなって笑うのを見て、横にいる人たちにしつこく話しかける。ウッディーは客にシートを上げられてしまったことで動けなくなり、そこから助けを求める声を上げるのであった。

脚注 編集

  1. ^ Lenburg, Jeff (1999). The encyclopedia of animated cartoons (2nd ed ed.). New York: Facts on File. ISBN 0-8160-3831-7. OCLC 39924097. https://www.worldcat.org/oclc/39924097 
  2. ^ Maltin, Leonard (1987). Of mice and magic : a history of American animated cartoons (Rev. ed ed.). New York: New American Library. ISBN 0-452-25993-2. OCLC 16227115. https://www.worldcat.org/oclc/16227115 

外部リンク 編集