水枕(みずまくら)は、後頭部の冷却に用いるの一種[1]。袋状のゴムPVC製で、中にを入れ、口金で留めて使用する。氷を使用したものは氷枕(こおりまくら、ひょうちん)とも呼ばれる。氷の量により温度の調整ができる特徴がある。

水枕にも使える湯たんぽ

日本では1872年京都博覧会で紹介された。1903年1904年頃より兵庫県のラバー商会が製造[1]1923年にはダンロップにより、ほぼ現在の形の水枕が出来上がった。

ラテックス(天然ゴム)によるラテックスアレルギー防止のため、ポリ塩化ビニルが使われる。

なお、前頭部を冷やすための道具としては氷嚢(ひょうのう)がある[1]。その他、同様の用途で使用されるものには冷却ジェルシート、アイスノンなどの保冷枕がある。

脚注 編集

  1. ^ a b c 昭和モノ事典 北名古屋市歴史民俗資料館

関連項目 編集