沈 鳳(しん ほう、生没年不詳)は、中国清朝中期の篆刻家画家である。

は凡民、は補蘿。常州府江陰県の人。

略伝

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王澍に就いてを学び、博学であった。篆刻を最も得意とし、次に山水画に優れた。王澍は彼の篆刻を重んじている。また揚州八怪の一人である鄭燮(鄭板橋)の用いた印章の多くは沈鳳の作である。乾隆年間に71歳で没した。

著書

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  • 『謙斎印譜』

関連項目

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出典

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  • 銭君匋・葉潞淵『篆刻の歴史と鑑賞』高畑常信訳 秋山書店<秋山叢書>、昭和57年。