沙茶醤(サーチャージャン)は、主に福建料理潮州料理および台湾料理において使用される調味料インドおよび東南アジアを起源とする。大豆油にんにくエシャロット唐辛子ブリル (魚)英語版干しエビを原料とし[1]、旨味と辛味をあわせもつ。

沙茶醤
パクチーが添えられた市販の沙茶醤。火鍋のタレとして用いられる。
繁体字 沙茶
簡体字
発音記号
標準中国語
漢語拼音sāchá jiàng
閩南語
閩南語白話字sa-te-chiùⁿ

沙茶醤には以下に示した様に複数の用途がある。

  • スープのベースとして
  • バーベキューの際の下味用香辛料として
  • 炒め物に用いる調味料として
  • 火鍋料理などにおけるタレとして

沙茶醤は福建語サテ(sate)と呼称されるが、これは元来東南アジアの調味料である「サテソース」が中国に伝来したことを示している。ただし、その由来となった東南アジアのサテソースは、ピーナッツを主たる材料とする点で沙茶醤とはかなり異なっている。

関連項目 編集

参考文献 編集

  1. ^ Mary Kate Tate & Nate Tate (2011). Feeding the Dragon. Kansas City, Missouri, USA: Andrews McMeel Publishing Ltd.. p. 270. ISBN 978-1-4494-0111-5. https://books.google.com/books?id=axIz6fULaa0C&pg=PA270&dq=shacha+sauce#q=shacha%20sauce 2012年4月12日閲覧。 

外部リンク 編集