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津軽漆器

津軽漆器

津軽漆器(つがるしっき)または、津軽塗(つがるぬり)は青森県に伝わる伝統工芸品の一つである。主な産地は弘前市。1975年、経済産業大臣指定伝統的工芸品に選ばれた。2017年、国の重要無形文化財指定予定。

目次

歴史編集

1646年津軽信義の子、三代藩主信政が塗師、池田源兵衛を召し抱えたのが始まりと伝えられる。 池田源兵衛は 若狭国出身であるとされる。 信政は積極的に文化興隆し興業を発展させた。およそ30年後の元禄年間には藩は30万石に達したことから、[1]当時の繁栄ぶりが窺える。この時代、生産現場では 「変塗」、つまりこの地域独自の塗り方が多く考え出された。弘前藩庁日記、または御国日記[2]正徳5年(1715年)1月7日には「唐塗り」が、翌年7月12日には「霜降塗」・「利久唐塗」・「松葉いろいろ」・「唐塗」・「色紙塗」・「紋虫喰塗」の名前が挙げられている。

公家近衛家と藩祖の為信の関係もあり、当地漆器は公家、大名家にも利用されるところとなった。


呼び名編集

江戸時代中期までは藩名から、「弘前塗」と呼ばれた。また何重にも塗り重ねることから「馬鹿塗」とも称されている。

特徴編集

漆を何度も上塗りしそれを研ぎだす、この工程を繰り返すことで堅牢であり優美な漆器とされる。

  • 唐塗り
  • 漆器
  • 霜降塗
  • 利久唐塗
  • 松葉いろいろ
  • 紋紗塗
  • 色紙塗
  • 紋虫喰塗

など、様々な漆工がある。

脚注編集

  1. ^ 中嶋繁雄著、「大名の日本地図」、2003年、文藝春秋
  2. ^ おくににっき、弘前藩の官職が書いた日誌。御国日記は他藩にも存在した

参考文献編集

  • 長谷川成一著、「弘前藩」、吉川弘文館、2004年、ISBN 4-642-06662-4
  • 中嶋繁雄著、「大名の日本地図」2003年、文藝春秋

関連項目編集

外部リンク編集