浅葱鼠(あさぎねず)とは、曇天の空の色に近い青緑色をおびた渋い鼠色のことである。 色名は文字どおり浅葱色に近い鼠色に由来しており、鼠色が流行した江戸時代に生まれた名である。

浅葱鼠
あさぎねず
 
16進表記 #94A8B0
RGB (148, 168, 176)
CMYK (41, 12, 0, 79)
HSV (197°, 16%, 69%)
マンセル値 -
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概要 編集

浅葱鼠は鼠色の系統であるが、色合い的には鼠色がかった浅葱色というほうが近く、錆浅葱より彩度が低い色合いである。江戸時代は鼠色が大流行し、浅葱が付く色名も数多く生まれた。水浅葱、花浅葱、鴇浅葱、薄浅葱などの色も同時代に派生した色である。

シヤチハタのネーム9 編集

シヤチハタは創業95周年を記念して、日本文化が誇る美しい色である『ネーム9』のラインナップに浅葱鼠を加えた。古来より、暮らしの中に息づいてきた日本の伝統色として、薄紅(うすべに)、桜鼠(さくらねず)、灰白(はいじろ)、浅葱鼠(あさぎねず)、青鈍(あおにび)の5色を用意した。

関連項目 編集