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海紅(かいこう)は、1914年大正4年)に正岡子規門下で新傾向俳句河東碧梧桐が主宰した自由律俳句結社。のちに碧梧桐門下の中塚一碧楼が引き継ぎ、現在は海紅社より月刊自由律俳句誌『海紅』および『海紅文庫』などの句集を刊行している。2015年3月に創刊100周年を迎えた。

歴史編集

1915年(大正4年)3月、それまでの俳句の形式にとらわれない、新傾向俳句を目指す河東碧梧桐が創刊。創刊にあたり碧梧桐のスポンサーでもあった俳人、塩谷鵜平の『壬子集』を合併する形をとった。編集の総責任者は中塚一碧楼が務め、編集者として瀧井孝作(折柴)も加わった。また安斎桜磈子大須賀乙字小沢碧童水落露石喜谷六花兼崎地橙孫もこれに参加した。作家の芥川龍之介も碧童を通じて一時参加していた。当時の挿絵は小穴隆一(一游亭)や細木原青起が担当。1922年、碧梧桐は一碧楼に海紅を譲り[1]、一碧楼主宰で自由律俳句の月刊誌として継続。しかし1944年、戦時体制諸般の事情により2月号にて一時廃刊、1946年復刊[2]、その年の一碧楼の死後も中塚檀、中塚唯人と継承され、2004年4月号で通巻1000号、2015年3月には創刊100周年を迎えた。100年余を経た現在も結社は存続し、海紅社として月刊『海紅』および句集の刊行を続けている。

おもな関係者編集

参考文献編集

  • 上田都史/編著『自由律俳句文学史』(1975年・永田書房)
  • 栗田靖/編著『海紅総目録(大正篇)』(1979・東海学園女子短期大学国語国文学会)
  • 中塚檀/編『冬海・一碧楼全句集』(1987・海紅社)
  • 海紅編集部/編『とっとう鳥 海紅一千号記念句集』(2004年・海紅社)
  • 中塚唯人/著『中塚一碧楼物語・前巻』(2011・海紅社)
  • 石割透/編『芥川竜之介随筆集』(2014・岩波文庫)

脚注編集

  1. ^ 『碧梧桐句集』中塚唯人、日野百草編(海紅社、2015年10月15日)178頁。
  2. ^ 『中塚一碧樓句集 冬海』尾崎騾子、中塚檀撰、中塚唯人、日野百草編(海紅社、2015年12月31日)320頁。

関連項目編集

外部リンク編集