海龍級潜水艦(かいりゅうきゅうせんすいかん、Hai Lung-class submarine)は、「剣龍専案」で計画、建造された台湾海軍通常動力型潜水艦である。1982年民国71年)から1988年(民国77年)までに2隻が建造された。建造計画名をとって剣龍級とする場合もある。

海龍級潜水艦
基本情報
艦種 通常動力型潜水艦
建造所 フェイエノールト社オランダ語版シェーダム造船所
運用者  中華民国海軍
建造期間 1982年 - 1988年
就役期間 1987年 - 就役中
建造数 2
前級 海獅級潜水艦
次級 海鯤級潜水艦
要目
基準排水量 2,300 t
水中排水量 2,600 t
全長 66.92 m
最大幅 8.4 m
吃水 6.7m
機関方式 ディーゼル・エレクトリック方式
主機
推進器 5翼スキュード・スクリュー×1軸
出力
  • 水上1,400Ps 
  • 水中5,100Ps
速力
  • 水上:12ノット
  • 水中:20ノット
  • 航続距離 海里
    乗員 79名(士官8名、下士官兵71名)
    兵装

    533mm魚雷発射管×6門

    FCS SINBADS-M
    レーダー ZW-07
    ソナー
    • 統合式
    • SIASS-Z
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    概要

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    オランダ海軍ズヴァールトフィス級潜水艦の改良型の涙滴型、セイルプレーン式の潜水艦である。当初は6隻の購入を予定していたが、北京当局からオランダへの外交圧力により2隻のみの購入に終わった。既に艦齢が20年を過ぎているが、代替艦建造計画が進捗していない上に、台湾海軍が保有するもう2隻の潜水艦である「海獅」「海豹」の艦齢は海龍級の3倍以上である60年以上に達しており、海龍級は現在もなお、台湾海軍虎の子の潜水艦として運用されている。

    2014年1月6日、台湾海軍は潜水艦発射用UGM-84潜対地ミサイル32発とUTM-84L訓練用ミサイル2発、UTM-84XD実証・訓練用ミサイル2発を受領したと発表した。これらの搭載により、本級の対地戦闘能力は大幅に向上し、150海里先の地上目標への攻撃が可能になったという[1]

    電子機器

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    • SINBADS-M型戦術戦闘指揮装置(オランダH.S.A社)
    • SIASS統合ソナーシステム
    • ZW-60型搜索レーダー
    • Mk29 Mod2A慣性航行システム(Sperry社)
    • 電子戦システム:TIMNEX4 CH V2型警戒システム(Elbit社)

    同型艦

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    艦番号 艦名 建造 起工 進水 竣工 就役
    SS-793 海龍 フェイエノールト社オランダ語版
    シェーダム造船所
    1982年
    12月15日
    1986年
    10月4日
    1987年
    10月9日
    1987年
    12月28日
    SS-794 海虎 1982年
    12月
    1986年
    12月20日
    1988年
    4月9日
    1988年
    7月4日

    各国の同世代通常動力潜水艦

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    参考資料

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    1. ^ 「海外艦艇ニュース 台湾潜水艦がハープーン対艦ミサイルを装備」『世界の艦船』第795号、海人社、2014年4月。 

    外部リンク

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