清河寺

埼玉県さいたま市西区にある臨済宗円覚寺派の寺院

清河寺(せいがんじ)は、埼玉県さいたま市西区にある臨済宗円覚寺派寺院

清河寺
所在地 埼玉県さいたま市西区大字清河寺792
位置 北緯35度56分11.1秒 東経139度34分58.1秒 / 北緯35.936417度 東経139.582806度 / 35.936417; 139.582806座標: 北緯35度56分11.1秒 東経139度34分58.1秒 / 北緯35.936417度 東経139.582806度 / 35.936417; 139.582806
山号 大龍山
宗派 臨済宗円覚寺派
本尊 釈迦如来
創建年 正平15年(1360年
開基 足利基氏
法人番号 1030005000306 ウィキデータを編集
清河寺の位置(埼玉県内)
清河寺
清河寺
清河寺 (埼玉県)
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清河寺の大ケヤキ

歴史

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1360年正平15年)、初代鎌倉公方足利基氏の開基である。父の室町幕府初代将軍足利尊氏が存命だった頃、基氏は大病に罹ってしまった。ある夜、基氏は亡兄の竹若丸に出会って清水をかけられる夢を見た。その後基氏は快癒した。基氏は竹若丸に感謝して寺を創建することになった。夢では、竹若丸は大龍に乗って現れたことから、山号は「大龍山」となっている[1]

その後も、曽孫の第4代鎌倉公方足利持氏にも信仰され、応永年間(1394年 - 1428年)には足利家祈願所になっている[1]

その後の鎌倉公方家の衰退もあって寺運衰微したが、1591年天正19年)に関東地方の新領主となった徳川家康により寺領が与えられ、再興された[1]

なお、当寺から南東に少し離れた場所に 「清河寺の大ケヤキ」(県指定天然記念物)がある[2]。もとは神明社の御神木であった。

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c 埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年、112p
  2. ^ 文化財紹介 清河寺の大ケヤキ”. さいたま市 (2020年6月24日). 2022年11月26日閲覧。

参考文献

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  • 埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年