源惟正女(みなもと の これまさ の むすめ、生年不詳 - 寛和2年5月8日986年6月17日))は、平安時代中期の女性。藤原実資の妻。

略歴 編集

源惟正の娘。知られる限り藤原実資の最初の妻であり、結婚の時期は天延元年(973年)か天延2年(974年)頃で、実資が17-8歳のころであったとされる[1]

寛和元年(985年)には一女を出産している。寛和2年(986年)5月8日死去[2]

忘れ形見である娘への実資の寵愛ぶりは『小右記』の随所に記されているが、病弱で正暦元年(990年)に6歳で他界している。

参考文献 編集

  • 『平安時代の信仰と宗教儀礼』(続群書類従完成会 、2000年、366p)
  • 『前近代日本家族の構造』(弘文館、1983年、185p)

脚注 編集