滋賀里遺跡(しがさといせき)は、滋賀県大津市にある縄文時代から平安時代までの複合遺跡[1]

縄文時代の墓地では、土に穴を掘り遺体を直接納めた土坑墓(どこうぼ)や土器を棺として納めた甕棺墓(かめかんぼ)、貝塚が見つかっている[2]

弥生時代の方形周溝墓、古墳時代から奈良時代、平安時代の集落も見つかっている[3]

滋賀里遺跡から多く出土する土器は「滋賀里式」と呼ばれ、近畿地方の縄文時代晩期(現代から約3000年前)の時代を決める基準の土器となっている[1]

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b 『滋賀県文化財学習シート』滋賀県教育委員会事務局文化財保護課、2005年3月、17-18頁。 
  2. ^ 『日本考古学事典』株式会社三省堂、2003年2月、645,153頁。 
  3. ^ コトバンク”. 2023年9月21日閲覧。