外輪山

これはこのページの過去の版です。Hatsune (会話 | 投稿記録) による 2005年10月19日 (水) 06:11個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (category)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

外輪山(がいりんざん)とは、火山が噴火や陥没などによって山体を失ってカルデラが形成された場合、元の山体の高い部分がリング状に残る。この高い部分の山々の総称をいう。一方、カルデラ内にあらたに噴火によって小規模な火山、つまり中央火口丘が形成されるが、この中央火口丘に対してそれを取り囲む山々という意味で外輪山という。 観光地となっている北海道屈斜路湖は典型的なカルデラ湖のひとつで、美幌峠や藻琴山が外輪山にあたる。また芦ノ湖畔を東に臨む箱根カルデラの三国山、丸岳が外輪山である。熊本県阿蘇カルデラに中央火口丘の根子岳、中岳、高岳、烏帽子岳に対してそれをとり囲む典型的な外輪山の景観を見ることができる。