福田千鶴

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福田千鶴(ふくだ ちづる、1961年12月 - )は、日本の歴史学者九州産業大学大学院国際文化研究科教授。

略歴

福岡県福岡市生まれ。福岡県立福岡高等学校を経て、1985年九州大学文学部史学科(国史学専攻)卒、1993年同大学院文学研究科博士課程中退、同年国文学研究資料館助手、1997年「幕藩制の確立と御家騒動に関する研究」で九州大学より博士 (文学)を受く。2000年東京都立大学人文学部助教授、首都大学東京都市教養学部准教授を経て2008年4月より九州産業大学国際文化学部教授。福岡市史編集委員会近世専門部会専門委員。

日本近世政治史・史料学を専攻。幕藩制における御家騒動や武家の奥向に関する研究を行っている。

著書

単著

  • 幕藩制的秩序と御家騒動 校倉書房 1999(歴史科学叢書)
  • 酒井忠清[1] 吉川弘文館 2000(人物叢書)
  • 江戸時代の武家社会 公儀・鷹場・史料論 校倉書房 2005
  • 御家騒動 大名家を揺るがした権力闘争 中公新書 2005
  • 淀殿 われ太閤の妻となりて[2] ミネルヴァ書房 2007(ミネルヴァ日本評伝選)
  • 徳川綱吉―犬を愛護した江戸幕府五代将軍[3] 山川出版社(日本史リブレット)2010
  • 江の生涯徳川将軍家御台所の役割[4]  中公新書、2010 
  • 徳川秀忠[5] 新人物往来社、2011 

編纂

脚注

  1. ^ 江戸幕府大老で伊達騒動などの御家騒動にも関わる酒井忠清に関する評伝。
  2. ^ 豊臣秀吉の室である淀殿に関する評伝。福田による奥向研究の一端が展開され、同書では淀を秀吉の正妻と位置づけるなど幾つかの新見解が提示されている。
  3. ^ 江戸幕府将軍徳川綱吉に関する評伝。
  4. ^ 浅井三姉妹の三女で最終的には江戸幕府将軍徳川秀忠の室となる江(崇源院)に関する評伝。前著「淀殿」と同様に幾つかの新見解が提示されている。
  5. ^ 崇源院の夫である秀忠に関する評伝。