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[https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-4765516253]や「ダム・ハンドレールと景観」(雑誌『電力土木』 (233), p97-101, 1991年7月号)といった自著で、黒部ダムのダムの提頂歩道の線形と[[ハンドレール]]について実際にデザインを任されたことを記述して残してある。事の経緯は提頂歩道をどうするか、当時[[橋梁]]の[[手摺]]などの資料を中心に参考資料を収集していた上司から意見を求められ、自著に書いてある私見[http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=440&p=5]を幾つか述べると、早速その日の夕方から実際に設計を任されたというもので、6時間ほどかけてその特徴を加味してデザインを仕上げたとしている。
 
== 観光と登山 ==
黒部ダムは世界的に見ても大規模なダムであり、周辺は[[中部山岳国立公園]]でもあることから、[[立山黒部アルペンルート]]のハイライトのひとつとして多くの観光客が訪れる。各観光施設は[[関電アメニックス]]くろよん観光事業部が運営している。
 
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レストハウスのレストランではダム湖をモチーフにした名物の「[[黒部ダムカレー]]」を食べることができる。また、黒部ダム左岸側から上流側に数分歩いた地点には遊覧船ガルベの乗り場があり、黒部湖を30分ほどで周遊することができる。遊覧船乗り場からさらに上流側には湖畔遊歩道が続き、[[山小屋]]のロッジくろよんで折り返して往復1時間ほどで散策できる(ロッジくろよんより先は要登山装備)。
 
登山客の間では、[[室堂駅]]に向かう立山黒部アルペンルートの中継地点という意味の他に、アルペンルートを利用せずとも一ノ越を経由して[[立山]]に登れる直登ルート、上流側の黒部湖沿いを歩いて至る[[赤牛岳]]の読売新道方面ルート、下流側の下ノ廊下沿いを歩く[[日電歩道]]ルートの起点の観光地としても親しまれている。直登ルートの道中からは黒部湖を俯瞰することができ、黒部ダム左岸側から立山の雄山山頂までの所要時間は徒歩6時間45分。読売新道方面ルートは、ロッジくろよんのさらに上流側の平の小屋の渡し場から1日4~5往復の無料の渡し船で黒部湖を横断して、崖やはしごが連続する道を抜け、奥黒部ヒュッテ(ダムから往復1泊)とその先の赤牛岳に至る。所要時間は前者がダムから往復徒歩1泊、後者が2泊以上)に至る<ref>昭文社 山と高原地図36 剱・立山</ref>。
 
首都圏並びに関西方面より黒部ダムを目的地とする場合、富山県側よりも長野県側よりアクセスした方が乗り換え回数が少なく容易にたどりつける。