「オブジェクト指向」の版間の差分

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<br>(僕にとってのオブジェクト指向は、メッセージングと、ステートプロセスの局所保持かつ保護かつ隠蔽と、あらゆるもの同士の徹底的な遅延バインディングだけだ)|Alan Kay}}
 
「''messaging''」「''state-process''」「''late-binding''」この三項目いずれもが''object-oriented''と同様にケイの造語なので注意が必要である。一番目は[[メッセージパッシング|メッセージ・パッシング]]の派生語である。二番目のステートプロセスは状態処理が適訳と思われるが、元々が造語であるため詳細は漠然としている。三番目はあえてハイフンが付けられてる点に留意せねばならず、ケイ流の[[ダイナミックバインディング|遅延バインディング]]とったところである。
 
オブジェクト指向を提唱する中でケイは「[[LISP]]」の影響を言及している。オブジェクト指向の実装言語である[[Smalltalk]]のメッセージング構文はLISPの式構文に似ており、また[[関数型プログラミング|関数型言語]]の構文にも似ている。LISPの設計の中で比較的重視されたのは[[高階関数|高階ロジック]]と[[S式|S式ストラクチャ]]であったという。それらに加えて初期に発表された六つの要約と、後にケイが明かした三つのコンセプトを踏まえた上でオブジェクト指向を読み解いていく。